「子どもの誕生日会を企画したい!」
「飾り付けや料理はどうしよう?」
「海外の誕生日会の祝い方は?」
初めて子どもの誕生日会を開催する際、色々な不安や疑問が出てきますよね。
パーティーが盛んなアメリカでは、子どものバースデーパーティーも盛大に行なう家庭が多いです。
誕生日会のねらいは、子ども自身が、家族や周りの人たちから大切にされていると実感し、自己肯定感を育むためと言われています。
現在、アメリカ在住のわが家。
先日、初めてお友達を呼んで、バースデーパーティーを開催しました。
7家族・総勢24人と、そこそこ大きな誕生日会。
結果的には、大成功!でしたが、初めての誕生日会ということもあり、分からないことだらけ。
思った以上に面倒なことも多く、大変だったというのが率直な感想です。
不慣れな分、時間や費用が必要以上にかかってしまったようにも思えます。
様々な反省点を踏まえて、今回のブログ記事では、アメリカ流!子供の誕生日パーティーを企画する方法をまとめてみました。
お子さんの素敵な思い出を作るお手伝いができたら、幸いです。
今回の誕生日会用に作ったチェックリストです。
かなり簡易的なものになりますが、計画表があると企画がしやすくなると思います。よろしければご利用ください。
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日本と違う!アメリカの誕生日会の考え方
アメリカと日本では「誕生日」に対する考え方が少し違います。
① 誕生日会の主役は本人とお友達
日本では誕生日会の主役は本人です。お友達にお祝いしてもらうために、誕生日会を開催します。
保育園や幼稚園では、先生たちがお楽しみ会などを用意してくれますよね。
アメリカでは、誕生日パーティーの主役は、本人とお友達全員です。
祝ってくれるお友達に感謝を告げ、みんなでお祝いするスタンスです。
保育園や幼稚園、学校でお祝いをするときも、本人(本人の親)が、クラス全員のカップケーキやお土産などを持参します。
誕生日パーティーをするときも、そのスタンスは同じで、本人だけでなく、どうしたら招待したお友達も楽しんでくれるかを考えて企画しなくてはいけません。
ここを履き違えると、独りよがりな誕生日になってしまうので、注意しましょう。
② 誕生日会に家族も同席する
小学校低学年くらいまでは、親も同伴が基本です。
クラス全員を呼ぶようなパーティーとなると、20名+両親+兄弟と、100名近く集まってしまいます。
こじんまりするつもりが、盛大なパーティーになってしまうこともあります。
③ 誕生日会の費用はホストが負担
誕生日パーティーの費用はホストが負担します。
アメリカでは、子どもの誕生日パーティーに1,000ドル以上(約10万円)かける家庭も少なくありません。
参考までに、息子の誕生日会にかかった費用は以下の通りです。
【予算例】
- 会場費:なし(近所の公園)
- 料理&飲み物:$185
- 雑貨・飾り付け:$79
- アクティビティ&お土産:$125
合計:$389
人数は、子ども15人+親9人の合計24人。
わが家の場合は、公園開催で会場費がかかっていないので、$400以内に抑えることができました。
それでも、日本円で約4万円は結構な出費ですよね。
誕生日パーティーを企画する方法
誕生日パーティーをホストするためには、いくつかのステップがあります。なるべく計画通りに進めた方が、失敗も負担も減らせます。
① 場所と日程を決める
まずは、どのくらいの規模で誕生日パーティーを行なうのか考えましょう。それに応じて、誕生日会を開催する場所を決めます。
【誕生日会として人気の施設】
- 自宅
- 公園
- プール
- 牧場
- 遊園地
- 屋内プレイグラウンド
- レストラン
- ホテル
アメリカで誕生日パーティーと言えば、Chuck E Cheeseというアミューズメント施設。
全国展開しており、バースデープランも充実しています。値段は一人19.99ドル~なので、お手頃です。
他にも、誕生日パーティー用のプランを用意している施設や貸し切りができるレンタルスペースも多いです。
わが家は、屋内で大人数集まる感染リスクなどもあり、屋外の公園で開催することにしました。
公園の場合、市のPark&Recreationに予約した方が確実です。
と言いつつ、費用が$300ほどかかったので、私はしませんでしたが😅
代わりに当日の朝イチで使用したいテーブルに「使います」という紙を貼っておきました。オフィシャルな効力はありませんが、無事に確保できました。
② 誕生日パーティーのテーマを考える
アメリカの誕生日パーティーでは、テーマを決めて飾り付けやデコレーションすることが多いです。
お皿やナプキン、デコレーション、グディーバッグなど、一つのテーマでまとめると統一感が出ます。
【テーマ例】
- ハリーポッター
- マインクラフト
- ポケモン
- プリンセス
- スーパーヒーロー
- レゴ
- スターウォーズ
- フォートナイト
- ロボロックス
- マリオ
- Paw Patrol
- マーメイド
- ハワイ
- ユニコーン
- 恐竜
- 宇宙
- バルーン
- サーカス
- 海賊
- スポーツ(サッカー・フットボール・バスケットボールなど)
パーティーグッズショップに行くと、テーマ別に分けられているので、ぜひ探してみてくださいね。
③ 招待客を決定し招待状を送る
招待客を決定したら、招待状を送ります。クラス全員を招待するのであれば、学校で配ります。
知り合いだけなら、スマホでテキストだったり、シンプルに一枚の画像で送られてきたりします。学校などで配る場合は、昔ながらの見開きのインビテーションカードを使います。
私は、仲の良い友達グループだけを招待しました。連絡先も全員知っているので、テキストメールで送りました。招待状の画像はCANVAで手作り。
テンプレートを編集しただけなので、とても簡単です。時間にして、10分くらい。(上の画像です。)
ママ友たちに「オシャレだね!」と評判もよかったです。場所、時間、RSVP(返信先)は必ず書いておきましょう。
④ 料理を注文する(または手作り)
ある程度参加者が決まったら、人数分の料理とケーキを注文します。余裕を持って多めに用意しておくと安心です。
アメリカの定番パーティーメニューは、ピザ。
基本はチーズとペパロニ。アメリカは偏食の子が多いので、定番以外は食べられないことも。
【アメリカで人気のピザストア】
- Pizza Hut(ピザハット)
- Domino’s Pizza(ドミノピザ)
- Papa John’s(パパジョーンズ)
- Little Caesars Pizza(リトルシーザーズ)
- COSTCO(コストコ)
パーティーの定番はCOSTCOのピザと思いがちですが、デリバリーや時間指定のピックアップに対応しているピザストアの方が便利です。
わが家は、リトルシーザーズで事前にネット注文し、パーティーが始まる直前に、夫にピックアップしてもらいました。
もちろん、デリバリーも可能です。
予算の都合上、寿司は自分で巻きました。
You Tube動画を見ながらやれば、初心者でもそれなりに出来ます。皆さん、思った以上にお寿司が好きで、完売でした。嬉しい限り。
フルーツは、コストコで数種類購入し、盛り合わせにしました。
冷たい飲み物は、CAPRISAN(カプリサン)ジュース、Spindrift、ボトルウォーター。
クーラーボックスに氷を入れて冷やしておけばOKです。
その他、スターバックスでCoffee Travelerという大人数用のホットコーヒーをテイクアウトしました。
ショートサイズ12人分で18ドルくらい。
季節にも寄りますが、温かい飲み物の選択肢があると喜ばれます。
あとは、お菓子を用意しておけば完璧。料理にあまり手間をかけないのも、アメリカ流。
私は寿司を巻いたので、頑張った方です(笑)
⑤ バースデーケーキを注文する
ケーキは、スーパー(Safeway系列のVONS)のベーカリーで注文しました。ハーフシートサイズで45ドル程度です。
ここのベーカリーでは、ケーキのカスタマイズが可能。ベーカリーに行けば、冊子のようなモノを見せてもらえます。
ただ、バタークリームのアイシングは、かなり甘いです。もう砂糖を食べているようでした。
日本ならもっと美味しいケーキがあるのになあ。
最近は、バースデーケーキの代わりに、カップケーキやドーナツなど軽めのものにしている家庭も多いです。
▼ 次男の誕生日ではカスタマイズに成功 ▼
⑥ アクティビティ・ゲームの準備をする
誕生日会では、全員が参加できるアクティビティやゲームを用意します。
私が今まで参加した誕生日会では、以下のようなアクティビティがありました。
【アクティビティ例】
- クッキーのデコレーション
- イースターエッグのデコレーション
- ピザ作り
- 簡単なクラフト(工作)
- ピニャータ など
ピニャータとは、メキシコのお祝い事によく使われる「くす玉」のようなものです。
紙で作られた型枠の中に、オモチャやお菓子を入れ、それを上から吊して棒で叩いて割るゲームです。
ピニャータは幼児~小学校低学年くらいまでが対象です。それ以上の年齢になると、力が強すぎて、すぐに割れてしまいます💦
わが家は、少し志向を変えて、子どもも大人も全員参加型のビンゴ大会にしてみました。
日本では、パーティーの定番は「ビンゴ」ですが、既に10回以上呼ばれている誕生日会では、一度もビンゴ大会に遭遇しませんでした。
これが想像以上に大盛り上がり!
理由は、景品にみんな大好き「In-N-Out Burgerギフトカード」を入れたから。商品券系は、どこの国でも好評ですね。
その他、スターバックスギフトカード5ドル分(4枚)、こまごまとしたオモチャの詰め合わせなどを用意しました。
オモチャ(Fidget Toy)は、アマゾンで購入。日本で言う当てくじ用の景品のようなもの。
まとめて売られているを小分けにしました。ちょっと手間はかかるけど、そのまま渡すよりも見た目が良い。
しかも、まとめ買いすることで、節約にもつながるので、一石二鳥です。
景品は1位から順番に渡すのではなく、くじ引き形式にしました。
ビンゴした人がクジを引き、番号の景品がもらえます。そうすることで、良い景品が後の方まで残るので、最後まで盛り上がります。
⑦ 飾り付けの準備する
わが家は、公園だったので、飾り付けはほとんどせず、使い捨てのテーブルクロスとバルーンのみを準備。
風船を含めて、飾り付け用品は、全てDollar Tree(日本で言う百均)で購入しました。
Dollar Treeでは、ヘリウム入りの風船を1.25ドルで販売しています。Party Cityなどパーティー専門店で購入するよりも、遥かに安いです。
⑧ グッディーバッグ(お土産)を用意する
Goody Bags(グッディーバッグ)とは、パーティーに参加してくれた方々に渡すお土産です。
引き出物みたいな感じです。Goody Bags(グッディーバッグ)以外にもFavor Bags(フェイバーバッグ)とも呼ばれています。
オモチャとお菓子を組み合せて5~6個くらい入っていることが多いです。今回、入れたものは、このような感じ。
【グッディーバッグの中身】
- ポテトチップス(コストコの大箱)
- Welch’sのフルーツグミ
- シャーペン
- ステッカー
小学生~ティーンエイジャー向けのグッディーバッグです。
バッグは、ダラーツリーで3個セットのものを購入しました。
着色料いっぱいの不健康そうなお菓子は食べない家庭も多いので、定番のポテチとフルーツグミにしました。
あとは、シャーペンとステッカー。
ステッカーはノートやタブレットなどに貼れるかと思い、まとめ買いしたものを小分けにしました。100枚以上入って、アマゾンで10ドル弱。
見栄えをよくするために、ダイソーの透明バッグに入れました。
オモチャは、ビンゴ大会の景品で用意したので、グッディーバッグには入れませんでした。
幼児向けだと、粘土(Play-Doh)、シャボン玉、スライム、スタンプなどが入っていることが多いです。
アメリカ流の誕生日会をホストしてみよう
アメリカに来て、初めて主催した誕生日パーティー。大きなケーキを目の前に、たくさんの友達に祝福され、息子もとても嬉しそうでした。
「最高に楽しかった!」と、喜んでもらえて何よりです。誕生日会を開くことで、自己肯定感が育むことにも納得。
私も一人一人お礼状を出しながら、本当に人間関係に恵まれているなと実感しました。
お礼状は、個別に撮ったツーショット写真を加工してテキストメールで送りました。
あなたも、ぜひ楽しい誕生日会を企画してみてくださいね!
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