「モントレー・カーメルに行く!」
「オススメの観光コースを知りたい!」
カリフォルニア州にあるモントレーは、サンフランシスコから約200キロ(車で約2時間半)南にある港町です。
先日、日本から母が遊びに来てくれました。実は、幼少期シリコンバレーに住んでいた私たち母娘にとって、モントレー・カーメルは思い出の地でもあります。
当時は父の転勤で、今回は夫の転勤で。再び、あの港町に母娘で行くことができ、何だか感慨深い。
そんな訳で、南カリフォルニアの自宅から約8時間かけて、モントレー・カーメル旅行へ行ってまいりました。
いい感じの旅に仕上がったので、モントレー・カーメル観光の1泊2日モデルコースとしてご紹介します。
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モントレー観光モデルコース(一日目)
モントレーは、サンフランシスコからの小旅行で人気の観光地。
週末をゆったり過ごすのにちょうど良い場所で、年間を通して観光客で賑わっています。
サンディエゴに住んでいるわが家は、早朝に出発。途中、カリフォルニアらしく「In-N-Out Burger」でお昼休憩。(モントレーにもあります。)
午後1時半頃に、やっと最初の観光スポット「17マイルドライブ」に到着しました。
17マイル・ドライブ(ぺブルビーチ)

17マイル・ドライブは、モントレーとカーメルの間にある17マイル(約27キロ)のドライブルート。
山道から海岸線に繋がるルートには、計17か所の展望スポットがあります。
入場料は、車一台につき11.75ドル。出入りができるゲートは5か所あります。

参照: https://www.pebblebeach.com/17-mile-drive/
わが家は、HWY1のゲートからスタート。ここから始めると、地図上①から順番に巡ることができます。
杉林を走る途中、かなりお値段が張りそうな豪邸(別荘)が立ち並んでいました。
敷地内には、世界的に有名な「ぺブルビーチ・ゴルフリンクス」というゴルフ場があります。
プロのツアーで使われるコースで、一般客も宿泊すればプレイできます。(人気なので1か月以上前からの予約が必要だそう。)

子どもたちは飽きっぽいので、全ての展望スポットを回れるはずもなく、3~4か所に絞り、1時間くらいドライブ。

最後にVISITOR CENTERでトイレ休憩。ここには、ゴルフツアーの展示やお土産ショップがあります。
カーメルビーチ

17マイル・ドライブをCARMEL GATEから抜けると、カーメル・バイ・ザ・シー(Carmel by the Sea)=略してカーメルという街があります。
カーメルは、20世紀初頭に芸術家たちが集まったアートの街。
映画俳優&監督として知られる、クリントイーストウッドが市長を務めたことで知られています。
「カーメル・ミッション・バジリカ」も有名です。ミッションとは、宣教活動とそのために建てられた伝道所。
カリフォルニア州に21か所あり、私のイメージではアメリカ版お遍路さん。
いつか回りたいなと思いつつ、まだ一つも行けていません😅
ということで、今回の旅もミッションはスルーし、白い砂浜で有名なカーメルビーチだけ立ち寄り。
ゲートを出て、パブリックパーキング(無料)がすぐ右手に見えてきますが満車。
少し走ると、カーメル・ビーチ・ウォーク付近のストリートパーキングに空きスペースがあり路上駐車。ビーチに続く階段があり、なかなか良い場所でした。
以前、サンタモニカに日帰りで行ったときは、タオルや着替えを用意せずに大惨事になったため、今回は抜かりなく持参しましたよ。
ただ、思った以上に風が強く、水も冷たかったので、ビーチ沿いを少し歩いて終わりました。
着替えの出番はありませんでした。よかった(笑)
Monterey’s Fish Houseで絶品シーフード

この日の夕食は、Monterey’s Fish House(モントレーフィッシュハウス)でシーフード。
かなり人気店で、1時間ほどの待ち時間でした。
それもそのはず。アメリカで食べた魚介料理の中で、1・2位を争うほどの美味しさだった。
看板メニューのオイスター。本当は生で食べたかったが、あたると怖いのでオークグリルに。

これが、想像を超えてくる美味しさ。
サイズはかなり大きめ。焼き牡蠣6個で17ドルとかなりリーズナブルプライス。
チョッピーノも絶品。チョッピーノって知ってますか?
魚介のブイヤベースのトマトスープで、サンフランシスコの名物料理。
以前、サンフランシスコを旅行したとき、初めて食べて、ハマりました。
キッズメニューのフィッシュ&チップスもすごいボリューム。
お店の人もフレンドリーで、近くにあったら月1で行きたいレベルのレストランでした。
エル・キャステル・モーテル宿泊

サンフランシスコからの週末旅行先として人気なこともあり、モントレー・カーメルは、ホテル代が全体的に高め。
しかも母を加えて5人だったため、ホテル選びは少し難航。
2部屋予約すると、必然的に倍になってしまうので、5人で泊まれる部屋を探しました。
見つけたのは、エル・カステル・モーテル。
ホームページに載っている画像が全然いけてないので、着くまでかなり心配でしたが、予想外に良かった。
私の撮った写真の方が絶対にキレイ。このモーテル、絶対に画像で損している。

泊まったのはファミリースイート、397sq ftの部屋。
2クイーンベッドと1クイーンベッドの2部屋に分かれていたので、5人でもゆっくりできました。
壁は少し薄かったものの、清潔でベッドの寝心地もよかった。
春休み週末ピークシーズンのモントレーで1泊250ドルくらいだったので合格点。(平日は100ドルくらいで泊まれます。)
安いモーテルクラスはちょっと…という方は、この辺りのホテルが人気です。
週末以外だったら、比較的安く泊まれます。
高級ホテル
- モンテレー プラザ ホテル & スパ … モントレーベイ水族館付近のスパ付き高級ホテル
- インターコンチネンタル ザ クレメント モントレー … モントレーベイ水族館付近のラグジュアリーホテル
- ポルトラ ホテル & スパ アット モントレーベイ … フィッシャーマンワーフ近くの4ツ星リゾートホテル
お手頃ホテル
- エンバシー スイーツ バイ ヒルトン … スイートタイプの部屋がメインの3.5星ホテル
- ハンプトンイン … ヒルトン系列。朝食付き。
モントレー観光モデルコース(二日目)
モントレーベイ水族館のオープン時間が10時だったため、この日の朝はゆっくり。
ブラックベアーダイナーで朝食

アメリカらしい朝食を食べるのであれば、Black Bear Diner(ブラックベアーダイナー)がおすすめ。
ブラックベアダイナーは、アメリカ・カリフォルニア州を中心に展開するファミレス的なチェーン店。
ボリューム満点で値段はお手頃。キッズメニューが充実しているので、家族連れも多いです。
モントレーでは、宿泊したモーテルから車で5分の場所にありました。

わが家は、ロードトリップ中に何度か行っていますが、ほぼ夕食。
初の朝食だったので、次男くんは念願のキッズパンケーキを頼みました。
キッズメニューでも十分なボリューム。
大人メニューも、かなりポーションが多めなので、一つのを二人でシェアするくらいの量でちょうど良いと思います。
ちなみに、コーヒーはおかわり自由で、最後にTO GOで一杯サービスしてくれました。
キャナリーロウ散策

朝食を食べ終え、モーテルをチェックアウト。9時過ぎにCannery Row(キャナリーロウ)に到着。
1時間2ドル程度のストリートパーキングに駐車。
この辺りは「2時間まで」と「4時間まで」の場所があるので、サインを見て判断してくださいね。
わが家は水族館まで行くので「4時間」のところを探しました。

さて、キャナリーロウとは、日本語にすると「缶詰横丁」です。
ここは、かつてイワシ缶詰産業が栄えた場所。第二次世界大戦後、イワシの乱獲が原因になって衰退し、一時はゴーストタウン化。
その教訓が生かされ、モントレーべイ水族館を筆頭に、国立海洋保護区として守られるように。
街全体も再開発され、現在はお土産屋さんやレストランなどが立ち並ぶ人気の観光地になったという訳です。
キャナリーロウを散策しながら、モントレーベイ水族館に向かいました。
モントレーベイ水族館

モントレーベイ水族館のチケットは事前にオンラインで購入。最近はどこも、このパターンですね。
値段はお高めで、大人60ドルくらい。
愛知県にある竹島水族館なんて、一人500円だから桁が違いますね。
ただ、高いのにも理由があって、水族館の入園料は、ラッコの保護活動にも使われています。

中に入ると、目の前に広がる「ケルプの森」。
モントレーベイ水族館は、ディズニーピクサー映画「ファインディングドリー」の舞台になったとも言われています。
映画の中でも、ケルプと呼ばれる海藻の水槽が出てきたと思います。

ハンク的なタコも発見しました。

ラッコが泳ぐプールもあります。外に出ると、展望台から野生のラッコが泳いでいる姿も見られます。

さらに、モントレーベイ水族館は、小さい子向けのプレイエリアがとても充実。
海の生き物を直接触れるタッチプールがあります。
水族館の所要時間は、本当に人によってマチマチ。わが家は、一通り網羅して3時間程度でした。(長く居ようと思えば、もっとゆっくりできます。)
水族館の外でランチを食べたい場合は、再入場も可能です。
クラムチャウダー食べ比べ
夫と息子たちがモントレーでやりたかったのが「クラムチャウダーの食べ比べ」です。
モントレーはシーフードが充実していることもあり、クラムチャウダー王国。
お店によって味が全く違うんですよね。値段は、一般的に8oz~16ozのカップが8ドル前後です。(値段はコロコロ変わるので、個別には記載していません。)
The Fish Hopper

まずは、キャナリーロウで見つけた「The Fish Hopper」から。
その場で入れてくれるので、近くのベンチで食べました。
ここのクラムチャウダーは、チーズの味がしっかりしていて、まるでMac&Cheeseを食べているみたい。
夫はかなり気に入ってました。
Sea Harvest Restaurant & Fish Market

車で少し移動し「Sea Harvest Restaurant & Fish Market」へ。敷地内に駐車場はありますが、数は少なめ。
ここは、魚屋さん。ショーケースの魚介類をその場で調理してくれます。
わが家は、クラムチャウダーだけ注文。
今度は、魚介の味がしっかりするあっさり目のスープ。私は1軒目よりもこちらの方が好み。まだまだ続きます。
オールド・フィッシャーマンズワーフ

オールド・フィッシャーマンズワーフ(Old Fisherman’s Wharf)に移動。
オールド・フィッシャーマンズワーフには有料の駐車場が併設していますが既に満車。
少しウロウロしていると、Scot Street沿いのストリートパーキング(無料)を発見。
徒歩5分圏内であれば、わざわざ有料駐車場にとめなくても、結構空いてるので、探してみてくださいね。
ここでも、クラムチャウダーの食べ比べ。店頭ですぐに入れてもらえる場所を4軒まわりました。
Abalonetti Bar and Grill (The Calamari Story)

名前からしてカラマリが有名そうなお店。
クラムチャウダーは普通に美味しかった。クラッカー付き。
Domenico’s on the Wharf

私たちが行ったときは、全然人が並んでなくて、ちょっと心配になったお店。
他の店舗と比べると量が少なめで、値段は平均的。
でも、クラムチャウダーはとても美味しかった。濃厚すぎず、あっさりしすぎず、ちょうど良いバランスでした。
Old Fishermen’s Grotto

オールド・フィッシャーマンワーフで一番人気があると言われているお店。
たぶん、The Fish Hopperの系列店。
ここもかなり濃厚なクラムチャウダー。なぜか、店頭価格からTAXもかからず、量も多かったのでコスパは一番よかったです。
フィッシュカクテルも一緒に買いました。
長男くんは、ここが一番好き。
Ocean Front

入口付近にあるお店。一般的なクラムチャウダー。イートインスペースはありません。
【その他】ホエール・ウォッチング

オールド・フィッシャーマンズワーフには、ホエールウォッチングや湾内クルーズができるツアーがあります。
ここも人気の観光スポット。予約推奨ですが、ウォークインでもいけそうな雰囲気でした。
モントレー・カーメル観光を子連れで楽しもう

今回は1泊2日でモントレー・カーメル観光を満喫しました。
モントレー・カーメルは、子連れに優しい水族館、美味しいシーフード・美しい景観のビーチなど、1泊2日でも十分に楽しめる場所。
もしお時間がある方は、ピナクルズ国立公園やワインで有名なパソロブレスも併せて周遊すると、満足度が高くなると思います。(わが家は、この後に行きました。)
皆さんの旅プランの参考になれば幸いです。
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