「アメリカの国立公園に行く!」
「子連れでロードトリップに行く!」
アメリカの人気の旅行先と言えば、広大な自然を感じられる国立公園。アメリカには、59の国立公園と75の国立モニュメントがあります。
わが家も、アメリカ国立公園の魅力に取りつかれ、長期連休になると、ロードトリップを計画しています。
駐在期間3年目で12箇所の国立公園を訪れました。(1年目はコロナで、ほぼ引きこもりだったので、なかなかのハイペース。)
アメリカでしかできないスケールの大きい体験をしたい反面、どうやって準備したら良いのか、どのように楽しむのか、見当もつかない方も多いのではないでしょうか。
今回のブログ記事では、子連れでアメリカ国立を楽しむ方法をご紹介します。
国立公園旅行計画の参考にしていただけたら、幸いです。
日本と違う!アメリカの国立公園とは?
アメリカの国立公園をテーマパークのような観光地をイメージしているかもしれません。ですが、目的が少し違います。
アメリカの国立公園は「自然景観の維持・保全」を目的に設立された制度です。
極力、人の手を加えずに、そのままの状態を保全していこうという考えに基づいています。単なる観光地でないことを理解してほしいです。
公園内には、各分野のスペシャリスト=レンジャーがおり、公園内の整備にあたっています。
警察件を持つレンジャーもいます。(スピード違反の取り締まりもしています。)
山道でガードレールを設置してないところだらけだし、展望台も手すりは一部だけ。
自然の維持・保全が目的なので、安全性が確認されている訳でもありません。
毎年、国立公園内で、死亡事故も起きています。
- 自分の身は自分で守る
- 絶対に無理をしない
ということを念頭において、観光するようにしてくださいね。
アメリカ国立公園を楽しむための準備
各スポットを巡るだけのバスツアーでは、国立公園の魅力は存分に味わえません。
国立公園に行くなら、ロードトリップが基本かと思います。
ここでは、ロードトリップをスムーズに行なうために、何を準備したら良いのかをまとめました。
旅の計画を事前に立てておく
国立公園はとても大きいです。
例えば、イエローストーン国立公園は、約8,800㎢の広さをもつアメリカ最大の国立公園。
日本で比較すると、四国約半分の面積に相当します。
ノープランで挑むと、痛い目にあいます。
時間がなくて、行きたい場所に行けなかった…とならないためにも、旅の計画を事前に立てておくことをおすすめします。
ただ、どのようにプランニングしていいか分からない人も多いのではないでしょうか。
そのときに活用できるのが、日本最大級の現地オプショナルツアー専門予約サイトVELTRA(ベルトラ)です。
このオプショナルツアーをベースにすれば、個人旅行でも比較的失敗なくプランニングすることができます。
ベルトラは少人数のプライベートツアーも催行しているため、予算が許せば、一部オプショナルツアー自体に申し込むのもありです。
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しおりを作成する
子連れ旅行の場合は、子供と一緒に旅のしおりを作ると楽しいですよ。
わが家は、家族それぞれが「旅でやりたいこと」を発表し、まとめています。
子どもたちには旅のテーマに沿ったイラストを描いてもらうことも多いです。
持ち物チェックリストを活用する
現地で慌てないためにも、忘れ物がないように準備しておきましょう。
持ち物チェックリストも活用すると、忘れ物を減らせます。
活用すると良いサイト
- 日本旅行「子連れ旅行の持ち物チェックリスト」
- HIS「海外旅行の持ち物リスト」
オフラインマップをダウンロードしておく
国立公園内は、スマホの電波が通じないところがとても多いです。
宿泊ロッジのロビーなどで使えることもありますが、宿泊者向けのパスワードで管理されている。宿泊する場合も、ロビーから遠いキャビンだと、通じないと思った方が良いです。
グーグルマップは、指定した場所を事前にダウンロードしておくことで、オフライン使用ができます。
スマホでGoogleマップアプリを開く。
インターネットに接続されており、シークレットモードを使用されていないことを確認。
例:イエローストーン(Yellowstone National Park)
ダウンロードしておけば、電波のない場所でもナビ機能が使えます。
グーグルマップに、観光地やレストランなども、お気に入り登録しておくと、さらにスムーズに動くことができます。
アメリカでは、基本的にスマホのマップ機能をカーナビとして使います。
レンタカーでも、Bluetoothで繋げることがほとんどですが、うまく繋がらないこともあるので、ケーブルを持っていくと安心です。(充電ケーブルでも大丈夫です。)
食材はスーパーで調達しておく
アメリカの国立公園では、食事はあまり楽しめません。
国立公園内には、レストランやGeneral Store(ジェネラルストア)があり、食事をする場所はいくつかあります。
ただ、数も限られているし、価格も高めです。このクオリティで、この値段?!と残念に思うこともしばしば。
わが家は、食料をスーパーで買いこんで、国立公園に持ち込んでいます。
ロッジやキャビンに電子レンジが完備されているところは、日系スーパーでパックご飯を買って、持っていきます。
お弁当におにぎりを作ったり、小腹が空いたときにお茶漬けにしたりと、重宝します。
味が薄いカップラーメンは、ローカルスーパーにも売っています。最初は物足りない感じでしたが、もう慣れました(笑)
折り畳み可能な、ポータブルケトルも持参しています。←かなり便利です!
その他、トルティーヤチップとサルサ、手軽に食べられるパンやドーナツ、オレンジやバナナなどのフルーツなども持っていっています。
現地のローカルスーパーで買い出しするなら、ご当地ビールもお忘れなく。
水は500㎖ペットボトル、24本入りなどをトランクに積んで常備。
アメリカの国立公園では、エコの観点から、ペットボトルの水(500㎖)自体が販売されていないことがあります。
代わりに、湧き水を使った水飲み場が、設置されていることが多いです。
外から持ち込まない場合は、ウォーターボトルや水筒を持参すると良いです。
ガソリンスタンドは公園外で(コストコがオススメ)
大きな国立公園だと、ガソリンスタンドもあります。しかし、値段は公園外に比べて高いです。
公園に入る前に、ガソリンは満タンにしておきましょう。
わが家は、最寄りのコストコでガソリンを入れるようにしています。
国立公園内に宿泊する
宿泊施設がある国立公園はとても多いです。
広大な敷地で、時間と労力を無駄にしないためにも、国立公園内の宿泊施設を利用した方が効率的に動けます。
国立公園内のロッジやキャビンは、値段の割に質素です。そのため、わが家も最初は公園外のホテルを利用していました。
あるとき、公園内のロッジに泊まってみたところ、すごく良かった。(ディズニーでミラコスタに泊まるようなイメージ。)
ちょっと疲れたときも、公園内に拠点があると安心です。時間効率も上がりますし。
アメリカ国立公園の歩き方
国立公園の年パスを利用する
アメリカの国立公園は、本当にコスパが良いです。
例えば、グランドキャニオンの場合、車1台35ドルで入園できます。(1週間有効)
もし、1年以内に3ヶ所以上のアメリカ国立公園を訪れる予定なら、年間パスでさらにお得になります。
年間パスの料金は、80ドル。1年間有効です。
アメリカの国立公園(ナショナルパーク)以外に、ナショナルモニュメントや国定公園など、2,000箇所でも利用できます。
入園の際は、裏面にサインした人の身分証明(免許証)の提示が必要になります。ゲートで慌てないためにも準備しておいてくださいね。
小学4年生は無料で入場できる
アメリカの小学4年生(4th grade)は、国立公園年間パスが無料でもらえます。(わが家も利用しました。)
有効期限は、小学4年生の年度、9月1日~8月31日まで。同じ車に乗っていれば、同乗している家族全員、無料で国立公園に入れます。
子供たちにもっと国立公園を訪れてもらうために、オバマ政権時代に始まったようです。
利用方法はとても簡単。Every Kid Outdoors にアクセスし、簡単な質問に答え、対象のページを印刷。ビジターセンターに持っていくと、カードタイプのパスがもらえます。
朝一で行動する
人気の国立公園、人気の観光スポットは、混雑が予想されます。
夏休みは特に人気のシーズンで、アメリカ全土および世界各国から観光客が押し寄せます。
多くの国立公園は、早朝からオープンしているので、朝一(7時前後)から行動しましょう。(だから、国立公園内の宿泊施設が最強!)
人気の観光スポット、駐車場の数が少ない場所から攻めていくことで、無駄な待ち時間やイライラを減らせます。
ビジターセンターのトイレを利用する
国立公園はトイレが完備されています。
トレイルヘッドや辺鄙なところにあるトイレは「ボットン」です。トイレットペーパーは備え付けられています。
バクテリアなどで分解されるコンポスト型のトイレで、水のない場所や汲み取り作業が難しい場所にも設置できるのがメリット。
しかし、日本の清潔なトイレに慣れている子どもたち(まぁ、大人もですが)にとって、このトイレのハードルがとても高い。
ニオイや汚れが気になる方は、ビジターセンターのトイレを使いましょう。
ビジターセンターのトイレは、基本的に水洗。掃除も行き届いているので、安心して使えます。
手洗い場はないことも多いので、アルコールスプレーやジェルで対応します。
ジュニアレンジャープログラムに参加する
旅育として、ぜひやっていたただきたいのが、ジュニアレンジャープログラムです。
ジュニアレンジャーとは、アメリカ国立公園で行われている子供(5歳~13歳くらいまで)対象のプログラム。
Explore・Learn・Protect(探索・学習・保護)をテーマに、アクティビティをと通して、国立公園について学べるようになっています。
参加方法は、以下の通り。
ビジターセンターで「ジュニアレンジャープログラムに参加したい。」というと、冊子がもらえます。
基本的に無料ですが、大きい公園(ヨセミテやイエローストーンなど)だと、3ドル程度かかる場合もあります。
冊子は、夏休みの日誌みたいな感じです。
年齢に応じて、行なうアクティビティが異なります。全部終わったら、ビジターセンターに戻ります。
レンジャーがアクティビティがしっかりできたかチェックし、サインをもらいます。
ジュニアレンジャーの称号としてバッジをもらい、右手を挙げて、Pledge(誓い)をします。
バッジは各公園によって、絵柄が異なるので、コレクションしています。
わが家の子供たちも、このバッジ欲しさに、毎回真剣にジュニアレンジャープログラムに参加しています。
トレイルは時間とレベルを把握しておく
国立公園で、トレイルのハイキングを楽しみたい方も多いですよね。
一言でトレイルと言っても、簡単なお散歩コースからガチの山登りまで様々。
各トレイルには、レベルと所要時間が書いてあるので、事前にチェックしておきましょう。
大きく分けるこんな感じ。
- Easy(初級)
- Moderate(中級)
- Strenuous(上級)
わが家は、初級レベルを中心にトレイルを選んでいます。(私自身、体力がない方なので、無理はしない。)
アメリカは自己責任の国なので、初級のトレイルでも、ここ踏み外したら、ヤバイよね?みたいなところもあります。
どのようなレベルに挑むにせよ、軽装ではなく、歩きやすい靴、飲み水、ちょっとした食料を持っていくことをお忘れなく。
服装は重ね着が基本
昼間は半袖一枚で大丈夫な場合も、夜にはグッと冷え込むことが多いです。
服装は、脱ぎ着がしやすい重ね着がベストです。
- 半袖(または薄いロンT)
- パーカー
- ジャケット
- 長ズボン
- スニーカー
- リュック
わが家は、大体こんな感じです。3段階くらいで脱皮できれば、暑さと寒さ、どちらにも対応できます。
パークサインの前で記念撮影をする
国立公園では、必ずパークサインの前で写真を撮るようにしています。これも、スタンプラリーのようなもので、記念になります。
列になるくらい混雑していることはほとんどないです。
パークサインは、入場ゲートの少し前にあることが多いので、見逃さないようにしてくださいね。
ペニーとクォーターをたくさん用意する
アメリカの観光地の定番と言えば、ペニーマシーンです。
ペニーマシーンとは、ペニー(1セント)を潰して作る記念硬貨。
日本人からしたら、お金をペシャンコに潰すなんて罰当たりな…と思いがちだけど、アメリカでは一般的なお土産です。
ペニーマシーンには、潰す用のペニー(1セント)と、クォーター(25セント)2枚が必要です。
最近は、値上げの影響もあり、クォーターが4枚必要なことが多い。またクレジットカード対応になっていることもあります。
子連れでアメリカ国立公園のロードトリップを楽しもう
アメリカの国立公園は「地球は生きている!」ことを肌で感じることができる、とても貴重な場所です。
子供と一緒に訪れることで、旅育効果がとても高い。
もともと、ディズニーランドなどテーマパークが好きでしたが、そういった理由から、アメリカに来てから、もっぱら国立公園巡りです。
準備段階から子供と一緒に計画を立てて、国立公園で素敵な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
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