「もう限界!日本に帰りたい!」
「海外生活がしんどい。」
海外生活をしている人なら、誰しも一度はそう思ったことがあるはず。
夫の海外赴任に家族で帯同したわが家。
アメリカ生活1年目は「日本に帰りたい」と思う瞬間が本当に多かったです。
今回のブログ記事では、どういうときに「辛い」と思ったのか、そのときの対処方法をご紹介します。
もしあなたが、辛すぎて、心に余裕がない場合は、今すぐ医療機関を受診してください。
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しんどい!本気で日本へ帰りたいと思った瞬間

私がリアルに日本に帰りたいと思った瞬間は、以下の通り。
今思っても、かなり心にダメージを受けた出来事です。
英語が通じなかったとき
日本語のように英語が出てこない。言いたいことが上手に言えない。
海外で暮らすと、言葉の壁にぶち当たります。
私自身、小さい時に数年間アメリカで暮らしたことがある経験から、日常会話なら問題なくできると思っていました。
それでも、日本語と比べると、全然言いたいことを伝えられない。
一番ショックだったのは、渡米直後、SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)を取得しようとしたとき。
コロナ禍で渡米したため、社会保険事務所は予約以外受け付けていませんでした。
運転免許を取得するのにSSNが必要。
電話をかけて、拙い英語で説明するも、「あなたの言っていることが分からない。」と言われ、ブチっと切られました。
渡米直後でかなり気持ちも不安定だったとは思いますが、自分の英語力のなさに落ち込むと同時に、本気で「アメリカ最悪」と思った瞬間でした。
車の運転に恐怖を感じるとき
アメリカに来て、数日後、運転の練習を始めました。
左右の車線が逆。しかも一般道でも時速50マイル(70~80キロ)で走るスピード感に恐怖を感じました。
横から夫に色々と言われ、パニックになり、その場で大泣き。(子供たちも同乗していたので、リアルにひいてました…。)
今では、生活圏内なら問題なく運転できるようになりましたが、当時は本当に辛かったです。
日本人関係で揉めたとき
先に言っておくと、海外生活を送る日本人の9割は良識ある人です。
日本人同士、助け合いながら、異国の地の生活を乗り切っています。
ですが、あえて揚げ足を取ってきたり、土足で人の心に入ってきたりするような人もいます。
私自身、運悪くそういう方に出会ってしまい、日本人不信に陥る出来事がありました。
何でアメリカに来てまで、日本人と揉めないといけないんだ。もうほっといてくれ。と。
狭い日本人社会なので、詳しい話は割愛しますが、日本人関係で揉めたときの疲労は半端ないです。
子供の教育に行き詰ったとき
アメリカに来ると、子供の教育は、基本的に親の責任になります。しかも、英語と日本語のダブルパンチです。
現地校で英語ができなければ、辞書を片手に親子で宿題をやらないといけない。
日本に帰国することを考えて、漢字や計算も疎かにできない。
正直、肩の荷が重いです。重すぎます。
「何で日本語も英語もやらなきゃいけないの?」「宿題やりたくない。」と、子供に大泣きされ、私も泣きたいよと思う日々。
銃の発砲事件を聞いたとき
アメリカでは、銃の発砲事件は、毎日どこかで必ず起きています。
銃規制がある日本に帰りたいと思ったのは、2022年5月テキサス州で起きた小学校の銃乱射事件。
小学生19人と教師2人が犠牲になりました。
同年代の子どもを持つ親として、本当に心が痛かったです。この事件が起きて、しばらくは何もする気が起きませんでした。
トラブルが多発し何もか上手くいかないとき
アメリカ生活、本当にトラブルが多いです。
日本で暮らしている10年分のトラブルが、数か月のうちに全部起きるみたいな。
しかも、そのトラブルは同じ時期に重なるんですよね。
例えば、冷蔵庫が急に壊れて、車がリコールになって、トイレの水が止まらなくなった…など。
日本にいれば、些細なことかもしれませんが、アメリカではオールイングリッシュ。
しかも同時多発となったら、思考が停止し、もう日本に帰りたい!という気持ちになります。
夫婦喧嘩したとき
海外赴任に帯同した駐在妻にとって、夫との喧嘩は、かなりのダメージ。
その大体の原因は、アメリカ生活ならではの問題。「誰のせいで、こんな不自由な生活をしているんだ!!」という気持ちが、こみ上げてきます。
異国の地で仕事をして、家族を支えるのは、夫にとってもプレッシャーだというのも理解できます。
でも、会社という枠組みがある夫と、人間関係もキャリアもなくした駐在妻とでは、雲泥の差があります。
日本に帰りたいときの対処方法

では、日本に帰りたいと思ったときは、どうすればいいのか。私なりの対処方法をまとめてみました。
とにかくリラックスする
「日本に帰りたい病」がまだ軽症のときは、とにかくリラックスすることを最優先させます。
やりたくないことはやらない。
日本の番組を見たり、日本の本や雑誌を読んだり、日本語で友達とひたすら喋ったり。
少し気持ちに余裕ができたら、アメリカにしかできないことをするのも気分転換になります。
カリフォルニアワインを飲んだり、IPAビールを飲んだり…お酒ばっかり(笑)あ、トレジョのチーズもお忘れなく。
日本への一時国の予定を立てる
アメリカ生活を楽しむことができたらベストですが、気持ちがどうしても上がらないときは、一時帰国をした方が良いかもしれません。
すぐに帰れるならすぐに。すぐに帰れない場合は、一時帰国の予定を立てるだけでも、気持ちが楽になります。
アメリカでポイ活をやってみる
一時帰国でネックになるのが費用ですよね。そこで、オススメなのがアメリカ版のポイ活です。
ポイ活と言っても、難しいことは一切必要なく、クレジットカードの入会特典キャンペーンを活用するだけ。
例えば、アメリカンエキスプレス・ゴールドカードでは、入会特典で60,000ポイント(60,000マイル相当)がもらえます。
そのマイルで日本への一時帰国を考えたり、ビーチリゾート旅行の計画を立てるのもありです。
日本に帰りたい気持ちを大切に

日本とは文化も言語も違う海外生活。日本に帰りたいと思う気持ちは、ごくごく自然なものです。
- アメリカでしかできない経験をしなきゃ。
- せっかくだから英語をモノにしなきゃ。
前向きに考えるのは、悪いことではありません。
でも、もしそれが辛い場合は、アメリカにいながら、日本らしい生活をしてみれば良い。
それでも、心が疲れてしまった場合は、日本へ一時帰国し、しっかりリフレッシュしてこれば良い。
とにかく、心にストレスを溜めないことがベスト!
自分が自然体でいられることを第一に考えて、異国の地での生活を過ごしてくださいね。
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