「ロッキーマウンテン国立公園の見どころは?」
「簡単なハイキングトレイルはあるの?」
「高山病は大丈夫?」
アメリカ・コロラド州にあるロッキーマウンテン国立公園。
14,000フィート(4,000メートル)を超える山々、透き通る湖、迫力満点の滝、そして多彩な野生動物たちが、訪れる人々を魅了しています。
アメリカ国立公園ランキングでは、常にベスト5に入る人気の観光スポット。
今回のブログ記事では、ロッキーマウンテン国立公園の旅行ガイドをまとめました。
子連れで楽しめるトレイルを含めた見どころいっぱいのモデルコースから高山病対策まで、ロッキーマウンテン国立公園に行く前に知りたいことをご紹介します。
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ロッキーマウンテン国立公園の基本情報
北米大陸を南北にまたがるロッキー山脈。その一部に、ロッキーマウンテン国立公園があります。
ロッキーマウンテン国立公園はどこにある?
ロッキーマウンテン国立公園は、アメリカのコロラド州にあります。
デンバーから車で約2時間と、アメリカの国立公園の中では、アクセスがしやすい部類に入ります。
ゲートシティは、公園の東側にあるEstes Park(エステスパーク)と南西にあるGrand Lake(グランドレイク)です。
デンバー国際空港について
主要都市からデンバー国際空港への直行便フライト時間は以下の通りです。
- 日本(成田)からデンバー: 約12時間
- ロサンゼルスからデンバー: 約2時間半
- サンディエゴからデンバー: 約2時間半
- シアトルからデンバー: 約2時間40分
- ニューヨークからデンバー: 約4時間半
- テキサスからデンバー: 約2時間15分
デンバー国際空港は、全米で一番大きな空港です。ユナイテッド航空とフロンティア航空のハブ空港。
全くリサーチせずに行ったら、巨大すぎてビックリしました…。
構造自体はとても分かりやすく、移動に少し時間がかかることだけを念頭に置いておけば、難しい空港ではありません。
ターミナル・Aゲート・Bゲート・Cゲートがあり、それぞれの棟を電車で移動します。
バゲージクレーム(手荷物受取)、チェックインカウンター、セキュリティーチェックなどは、全てターミナル棟に集約されています。
荷物を預け入れた場合、一度電車に乗ってバゲージまで移動するので、そこだけ注意してくださいね。
ロッキーマウンテン国立公園の料金は?
ロッキーマウンテン国立公園の料金は以下の通りです。
- 車:30ドル(1日有効)・35ドル(7日有効)/台
- バイク:$30/台
- その他(歩きなど):$20/人
国立公園の年間パス(National Park Annual Pass)は$80です。
年3~4箇所回る予定があるのであれば、購入した方がお得になります。(入園料金は、パークによって異なります。)
サマーシーズンの入園には予約が必要です。(後ほど詳しく説明)
アメリカ在住の小学4年生は、年間パスポートが無料になります。
車1台分対象。Every Kid Outdoorsサイトに行き、ホームページから用紙をプリントし、ビジターセンターに行けば、年間パスポートと交換してもらえます。
ロッキーマウンテン国立公園のアクティビティは?
ロッキーマウンテン国立公園でできるアクティビティは、以下の通りです。
- トレイルハイキング
- 乗馬
- フィッシング(※ライセンスが必要)
- ウインタースポーツ
- ワイルドライフビューイング など
ロッキーマウンテン国立公園のベストシーズンは?
ロッキーマウンテン国立公園のベストシーズンは、7~8月。
公園の中心にあるトレイルリッジ・ロードは、雪の影響で冬期は通行止めになるため、ほとんどの観光客は夏場に訪れます。
一方、夏場の山の天気は変わりやすく、午後からは雷雨になる日も多いです。
傘は危ないので、ポンチョなどの雨具を持っていった方が良いでしょう。
8月中旬に訪れたときは、朝晩は冷えるため、重ね着(半袖+長袖の羽織+ウインドブレーカーや薄手のコート)で対策しました。
昼間は半袖でした。
ロッキーマウンテン国立公園の観光に必要な時間は?
ロッキーマウンテンは、トレイルハイキングを楽しむ国立公園です。
ビューポイント巡りだけなら半日程度で十分かもしれませんが、ロッキーマウンテンまで来たからにはハイキングを楽しまないと損です。
よって、1泊2日以上は欲しいですね。わが家は、デンバー観光を含めて2泊3日で行ってきました。
ロッキーマウンテン国立公園内の移動手段は?
夏季シーズンは、国立公園内を無料のシャトルバスが運行しています。
- Moraine Park Route
- Bear Lake Route
- Hiker Shuttle(要予約)
Hiker Shuttleは、予約が必要です。スケジュールは、公式ホームページで確認してください。
ロッキーマウンテン国立公園の注意点
ロッキーマウンテン国立公園は、来園者が夏に集中する公園の一つ。
標高がかなり高いため気を付けないといけない点もあります。
サマーシーズンは予約が必要
5月下旬~10月下旬にロッキーマウンテン国立公園に入るには、基本的に予約が必要です。
公式ホームページから予約をすると、QRコードのチケットが送られてくるので、入場時に提示します。
入場チケットは2種類あります。(予約料金が2ドル必要)
- Park Access:Bear Lake Roadの入場を含まない(9:00~14:00)
- Park Access Plus:Bear Lake Roadの入場を含む(5:00~18:00)
ベアーレイクロードの入場が含むか含まれないかで区別されていますが、どちらも予約料金が同じなので、Park Access Plusにしておけば間違いありません。
予約は、基本的に前月1日の朝8時(MDT)に受付開始します。
ベアレイクトレイルの駐車場は混雑が予想される
ベアレイクトレイルの駐車場は、多くのトレイルの起点になっています。
サマーシーズン中は、朝8時くらいには満車になることを覚悟しておいた方が良いです。
高山病に注意する
ロッキーマウンテン国立公園の標高は、一番高いところで14,255フィート(4,345メートル)です。
かなりの標高なので、高山病に気をつけなくてはいけません。
【 高山病の症状 】
- 頭痛
- めまい
- 疲労感・倦怠感
- 吐き気
- 嘔吐
【 高山病の予防策 】
- 水分をたくさんとる
- ゆっくり高度をあげる
- 苦しくなったときは、深呼吸をしっかりする
- 症状がひどい場合は、標高が低いところに移動する
- サプリを飲んでおく
せっかくロッキーマウンテンまで行って動けなくなるのが嫌だったため、家族全員で高山病予防のサプリを飲みました。
標高が高い場所では、多少頭痛はありましたが、ひどくなることなく3日間無事に過ごすことができました。
トレイルを楽しむ!ロッキーマウンテンのモデルコース
2泊3日回った場所をモデルコースとしてご紹介します。
デンバー国際空港からロッキーマウンテン国立公園に移動してきたのが、既に15時半くらい。
1日目は、高山病の予防のため、ドライブメインでゆっくり観光することにしました。
パークサインの前で写真撮影
ロッキーマウンテン国立公園のパークサインは、ゲート少し手間にあります。
2~3グループくらい待っていたので、順番に写真を撮り合うことができました。
14時過ぎからは、予約なしの人たちも入園できるため、ゲートが混み合っていました。
失敗談
Beaver Meadows Visitor Centerに立ち寄る予定が、見逃してしまいそのまま通過。(ゲートの外にビジターセンターがあります。)
オールド・フォールリバーロードをドライブ
Old Fall River Road(オールド・フォールリバーロード)では、未舗装の道を冒険気分でドライブができます。
1920年に開通した道路で、トレイルリッジ・ロードが開通するまでは、ロッキー越えのメイン道路として使われていました。
一方通行(上り専用)、11マイルの道のりで、Alpine Visitor Center(アルパインビジターセンター)まで繋がっています。
かなりスローペース(20mphくらい?)で走るので、1時間程度はみておくと良いです。
普通車で通行できますが、狭い急カーブがある上、当たり前のようにガードレールはないため、運転に自信がない方は避けた方が賢明。
私は運転が苦手なので無理ですが、夫はレンタルしたピックアップトラックを悠々と運転していました。
キャズム・フォール
オールド・フォールリバーロードの途中には、Chasm Falls(キャズムフォール)があります。
あまり知られていない場所(マイバイブル・地球の歩き方にも掲載されていない…)で、秘境感があり。
流れ落ちる滝の迫力もすごかった。
滝まではトレイルというほどの距離もなく、往復0.4マイル・15分くらいのお散歩コース。
標高に慣れるのに、ちょうど良い立ち寄りスポットでした。
アルパイン・リッジ・トレイル&ビジターセンター
ロッキーマウンテン国立公園では、富士山の9合目以上の高さまで、車で行くことができます。
ここには、Alpine Ridge Trail(アルパイン・リッジ・トレイル)があります。
往復0.6マイル(1キロ)程度のお散歩コース。ただ、標高が高いため、かなり息苦しくハードでした。
また、この付近は夏場でも気温が低く、コートが必要です。(パーカーだけで行ったら大失敗。寒すぎる。)
トレイルからの眺めは絶景。まさにハイジの世界でした。
すぐ横にビジターセンターとお土産屋さんもあります。
エステスパークのBird & Jimで夕食
この日は、そのまま頂上から下山し「Bird & Jim」へ行きました。
地元コロラドの食材を中心に提供している人気のレストラン。
私たちが行ったときも、店内は満席でした。少し待って、テラス席に通してもらえ、夕食タイム。
せっかくなので、この辺りの名物「Trout(マス)」をいただきました。子供たちは、キッズメニューのJr.Jimバーガー(17ドル)を。
全体的に値段は高めでしたが、料理はオシャレで美味しかったです。
アルぺントレイル・リッジインに宿泊
レストランを選んだ理由が、宿泊する「アルペントレイル・リッジイン」からすぐだったから。
今回の旅行は、8月の週末。しかも、ふと思いつきで1か月ほど前に予約したため、どこもいっぱいでした。(お値段も高め。)
アルペントレイル・リッジインは、その中でも比較的お手頃で、一部屋200ドルちょっとでした。
ダブルベッドでやや狭かったのは仕方ない。
電子レンジ完備で、お弁当用にパックご飯でおにぎりも作れた点はよかったです。
ベアレイク・トレイル
ロッキーマウンテン2日目は、6時くらいにチェックアウト。
早朝5~7時の枠で、タイムエントリー予約をしておいたベアレイクロードへ。この間に、ベアレイクロードへのゲートチェックを通過すればOKです。
6時半頃にはベアレイク・トレイルヘッドの駐車場へ。ガラガラかと思いきや、半分くらいは既に埋まった状態。
ベアレイク・トレイルヘッドは、多くのトレイルの起点になっています。
トレイルヘッド付近にレンジャーステーションがあり、マップとジュニアレンジャーアクティビティブックをゲット。
バッジも同時にもらうことができました。
ベアレイクは、0.5マイルのループトレイル。
高低差もほとんどないので、小さいお子さんでも問題なく歩けます。
エメラルドレイク・トレイル
今回、少し長めのハイキングをしたくて、エメラルドレイクまで行くことに。
このトレイル、歩いていて、本当に気持ちがよかったです。全国立公園のトレイルでトップ3に入る。
ロッキーマウンテンに来たからには、ぜひ挑戦してほしい。
最終地点のEmerald Lake(エメラルドレイク)までに、Nymph Lake(ニンフレイク)とDream Lake(ドリームレイク)を通過していきます。
時間や体力に応じて、途中で引き返すこともできます。
全体的に歩きやすいトレイルなので、小学生以上であれば頑張れると思います!
ニンフレイク
Nymph Lake(ニンフレイク)までは、往復1.0マイルの道のり。ハスが水面に浮かび幻想的。
長男くんの豆知識によると、Nymph(ニンフ)とは、ギリシャ神話に登場する女の子の精霊(妖精)。
まさに、精霊が出てきそうな雰囲気の場所でした。
歩いている途中に、大きなムースにもご対面。
ドリームレイク
Dream Lake(ドリームレイク)までは、往復2.2マイル。
ムールディアに遭遇したり…
小さな一本橋を渡ったり…
到着したドリームレイクは、最高にキレイでした。
どなたかのブログで「ヨセミテのエルキャピタンに似ている」とありましたが、確かに!
エメラルドレイク
Emerald Lake(エメラルドレイク)までは、往復4.1マイル。
このトレイルの良いところは、1~2マイルごとにレイクがあり、それぞれビューを楽しめること。
そのおかげか、4.1マイル(6.5キロ)という長めの距離を歩くのも、そこまで辛くなかったです。
緩やかな上り坂が続くため、小3次男はちょっと愚図りましたが、おにぎり食べさせて、何とか誤魔化しました(笑)
エメラルドレイク・トレイルの往復の所要時間は、写真を撮ったり、休憩をしたり、ゆっくり目に歩いて3時間半くらい。
アルバータフォール・トレイル
一度、ベアレイク・トレイルヘッドの駐車場に戻り、トイレ休憩。
ロッキーマウンテン国立公園のトレイルでは、スナック菓子は基本的にNGです。(食べこぼしが動物たちのエサになってしまうため。)
ちょっと塩気がほしかったので、車で持ってきたドリトスを食べて栄養補給。次のトレイルに向かいます。
Alberta Fall(アルバータフォール)トレイルのスタート地点は、Glacier Gorge(グレーシャーゴージ)が最寄りで、往復1.6マイルほど。
ベアーレイクトレイルヘッドからは0.2マイルほど余分に歩きます。
分岐点まで、ほぼ下り坂なので、行きは楽。
割と最後の方まで滝の面影がなく、本当に滝が出てくるの?と半信半疑で歩き進めると、ちゃんと出てきました。
帰りは、上り坂だったので、グレーシャーゴージからシャトルバスに乗って、ベアレイク・トレイルヘッドまで戻りました。
この後、Sprague Lake(スプラグレイク)も行きたかったですが、ポツポツ雨が降り出したので中止。1時間前まで晴天だったのに、山の天候は本当に変わりやすいです。
モレーンパーク・ディスカバリーセンター
トイレ休憩がてら、Moraine Park Discovery Center(モレーンパーク・ディスカバリーセンター)に立ち寄り。
ここは水洗のキレイなトイレがあります。
1階はお土産屋さん、2階は博物館になっています。
双眼鏡が置いてあり、ワイルドライフビューイングができるようになってました。
レインボーカーブ展望台
トレイルリッジ・ロードは、エステスパークとグランドレイクをつなぐ全長40マイルの道路です。
道路沿いに、いくつもの展望台があり、絶景を楽しむことができます。
中でも、Rainbow Curve Overlook(レインボーカーブ展望台)は人気のビュースポット。
タンドラ・コミュニティーズ・トレイル&ロックカット展望台
トレイルリッジ・ロードの半ほどにあるタンドラ・コミュニティーズ・トレイルは往復1マイルくらいの道のり。
整備されている道なので簡単なコースですが、ここも標高の関係で結構ハード。
トレイルからは、ツンドラの風景を楽しむことができます。
わが家はマッシュルームの岩のところで引き返しました。
トレイルを下りて、Rock Cut(ロックカット)展望台へ。
地球の歩き方によると、ここからは走り回るPika(ナキウサギ)が見られるとのこと。
残念ながら、鳴き声は聞こえるのに、見つけられませんでした。
マーモットとリスはたくさんいました。(今思うと、あれがナキウサギだったのかな?)
ラバクリフ展望台
Lava Cliffs Overlook(ラバクリフ展望台)は、その名の通り、マグマが流れてできた場所。
真夏でも雪が残っています。
ホルツワース・ヒストリック・サイト
トレイルリッジ・ロードを走り、国立公園の西側に移動。
ここは、ホルツワース家が公園を訪れた人たちのために、観光牧場を営んでいた場所。
当時の様子が分かる古民家が残されています。
次男くんが車で寝てしまったため、長男くんと周辺を少しだけお散歩してきました。
カウニーチビジターセンター
トイレ休憩のため、Kawuneeche Visitor Center(カウニーチビジターセンター)に立ち寄りました。
ここも水洗トイレで安心。
アダムズ・フォールズ
アダムス・フォールズ・トレイルは、正確には公園の外側になりますが、ロッキーマウンテン国立公園の公式トレイルです。
East Inlet Trailheadからスタートする往復0.6マイルの短いハイキングコースで、全年齢楽しめます。
駐車場もたくさんあります。
Smokehouse BBQで夕食
この日は、移動のルートを考えて、ウインターパークという街に宿泊。
ホテルから車で5分ほどにあるSmokehouse BBQで夕食にしました。
この日は、軽食しか食べていなかったため、かなりガッツリ目(笑)
お店の人がおすすめしてくれた、お肉が3種類とサイドが4種類選べる、ファミリープレートにしました。
これで60ドルなので、お手頃プライス。男子向けの食事です。
ホリデイ・イン・ウインターパークに宿泊
Chaseクレジットカードのポイントを使って、ホリデイ・インに宿泊。
広々と清潔な部屋でした。
朝食もついているのが嬉しい。(ホリデイ・インは自動パンケーキマシーンがあります。)
次の日は、デンバーの観光をして、夕方の便で帰宅しました。
ロッキーマウンテン国立公園を楽しもう
2泊3日で行ってきたロッキーマウンテン国立公園。
イエローストーン国立公園の1/8ほどの広さしかないですが、湖や滝など見どころが多い場所でした。
ビューポイントだけでは良さがあまり伝わらないので、トレイルハイキングをすることをおすすめします。
高山病に気を付けつつ、素敵な旅を楽しんでください。
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