「シアトルの定番観光名所を知りたい！」
「子供も大人も楽しめるところは？」
アメリカを代表する大都市、シアトル。
アマゾンやスターバックスなど、世界的企業が本社を構える一方、緑豊かな自然に囲まれ「エメラルドシティ」とも呼ばれています。
アメリカ国内のアクセス良さに加え、日本からの直行便も出ているため、人気が高い旅先の一つです。
先日、ワシントン州を周遊する4泊5日の旅行で、子連れでシアトル観光をしてきました。
シアトル観光自体は、1泊2日という短い時間でしたが、大定番のパイクプレイスマーケット散策、美味しいシーフードや本場のコーヒーをいただき、大満喫の旅になりました。
今回のブログ記事では、シアトルの基本情報（交通手段・治安など）とともに、実際にまわったオススメ観光地やレストランを「シアトル観光のモデルコース」をご紹介。
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シアトルの基本情報ガイド
まずは、シアトル旅行に行く前に知っておくと良いことを簡単にまとめました。
シアトルの行き方・アクセス方法
主要都市からシアトル・タコマ国際空港（通称：シータック空港・Sea-Tac Airport）への直行便フライト時間は以下の通りです。
- 日本（成田・羽田）からシアトル： 約9時間半
- ロサンゼルスからシアトル： 約2時間45分
- サンディエゴからシアトル： 約2時間50分
- ニューヨークからシアトル： 約5時間15分
- テキサスからシアトル： 約4時間15分
その他、アムトラック（長距離列車）も通っています。
Coast Starlightという便では、シアトルからポートランドやサクラメントを経由しロサンゼルスまで繋がっています。
シアトル市内の移動手段
① 公共交通機関
シアトルでは、バス・ライトレール・モノレール・フェリーといった公共交通機関が発達しています。
事前支払いで、ORCAカード（PASMOやSuicaみたいなICカード）やスマホアプリ「Transit Go Ticket」を利用します。
シアトル・タコマ国際空港からダウンタウンへは、Sound Transit（サウンド トランジット）のリンク・ライトレール「Link 1 Line」で乗り換えなし、45分ほどでいけます。
パイクプレイスなどメインエリアは、Westlake Stationが最寄り。この駅周辺のホテルに宿泊すると観光がしやすい。
ダウンタウン内の移動はバス、またはUberやLyftなど配車アプリを使っている方が多いです。
各公共交通機関の最新情報はこちらでご確認ください。
② レンタカー
シアトル・タコマ国際空港からレンタカーを利用する場合は、シャトルバスに乗り、SeaTac Rental Car Facility（シータック・レンタルカー・ファシリティ）に移動します。
大手のレンタカー会社が集結しており、各カウンターに手続きが可能。
わが家もレンタカーを借りましたが、一か所にカウンターがまとまっているし、シャトルバスも頻繁に行き来しているので、とても使いやすかったです。
シアトルの治安について
ワシントン州の犯罪率は、全米平均より低く、シアトルはアメリカの大都市の中では、比較的治安が良いと言われています。
昼間の明るい時間帯に歩く分には、ほぼ問題ありません。
わが家は、ダウンタウンのホテルに宿泊し、パイクプレイスマーケット周辺を徒歩で観光していましたが、危ない思いは、全くしませんでした。
ホームレスやおかしな言動の人も少なかったように思えます。（ロサンゼルス付近の方が怖い。）
夜間の外出を控え、人気のない場所に近づかないようにすれば、犯罪に巻き込まれる可能性は少ないです。
シアトルのベストシーズン
雨がよく降るイメージのシアトルのベストシーズンは6～9月と言われています。
夏場は晴れる日が多く、日本ほど猛暑にならないため、過ごしやすい気候です。
それ以外の時期は、雨が降る日が多い。ただ、シトシト降る雨が多いため、年間を通じて東京よりも降水量は少ないそうです。
小雨が多いからか、シアトルでは傘をさす人が少ないです。（そもそも、アメリカ人は全体的に傘をささない。）
ウォータープルーフのウインドブレーカーやフーディーをかぶっている人が多かったように思えます。
日本のように、常にコンビニで傘を買える環境もないので、濡れたくない方は雨具を持参した方が良いでしょう。
私たちは、ベストシーズンに近い9月の後半に行きましたが、ずっと雨でした…。こればっかりは、運しだい。
子供も大人も楽しめる！シアトル観光モデルコース
今年はアメリカ東海岸旅行やロッキーマウンテンに行ってしまったので、今回は節約旅でした。
なるべくお金をかけずに、楽しめるようなプランを考えました。
国立公園巡り
ワシントン州には、国立公園が３つあります。
国立公園を観光する場合は、体力がある前半がおすすめ。
わが家も３つ全て制覇しました！（年パスを持っていたので、実質無料。）
オリンピック国立公園は、ジブリ映画「もののけ姫」の世界観でした✨ものすごく良かった。
アイバースでお手軽シーフード
移動中の食事におすすめは、Ivar’s Seafood Bar（アイバース・シーフード・バー）です。
シアトル近郊にチェーン展開しており、比較的どこでもあります。
わが家は、オリンピック国立公園からマウントレーニア国立公園に移動する際に、立ち寄りました。
アイバースのクラムチャウダーやフィッシュ＆チップスは数々の賞を毎年受賞しているほど。
あとでご紹介するPike Place Chowder（パイクプレイスチャウダー）と比較されることも多いです。
ファーストフード感覚で、値段はお手頃。キッズメニューもあります。
きらサーモンが主役すぎるシーザーサラダはぜひ食べてほしい。
ハイアット・オリーブ８に宿泊
わが家がシアトル観光拠点に選んだホテルは、Hyatt At Olive 8（ハイアット・アット・オリーブ8）。
パイクプレイスマーケットから徒歩10分ほど、ライトレールのWestlake Stationからも徒歩5分ほど。
とてもキレイで部屋も広めなので、家族連れにはオススメです。
唯一の難点は、敷地内に駐車場がないこと。
わが家はレンタカーを利用していたため、Spot Heroという駐車場予約アプリで、近隣のパーキングを確保しました。（1泊12ドルくらい。）
パイクプレイス・チャウダーで夕食
シアトルと言えば、シーフードが有名。
中でもガイドブックで必ず登場するのが「パイクプレイス・チャウダー」です。
シアトル市内に二店舗あり、常に行列ができているのは、パイクプレイスマーケットの方。
もう一店舗は、パシフィックプレイスセンターというモールの中に入っており、混雑は少なめです。
宿泊したハイアットは、パシフィックプレイスセンターから、わずか１ブロック。
夕食はテイクアウトし、ゆっくり部屋で食べました。
全米ベスト・クラムチャウダー賞を始め様々な賞を獲得しているクラムチャウダーののサンプラーは絶対に外せない。
４つの味が試せます。
揚げ物の盛り合わせ（Platter）には、珍しいクラム（あさり）のフライが入っていました。
ロブスターロールやダンジネスクラブロールも頼んでみました。
全部で120ドルくらい。揚げ物が思った以上のボリュームで、かなりお腹いっぱい。
シアトルコーヒーの人気店！Anchorhead Coffeeへ
コーヒーの聖地、シアトルに来たからには、やはりコーヒーを飲みたいですよね。
ハイアットのすぐ隣にある、シアトルコーヒーの人気店「Anchorhead Coffee（アンカーヘッドコーヒー）」。
シアトル内に数店舗あり、パイクプレイスマーケット付近にもあります。
コーヒーは、定番のカフェラテやモカからピスタチオ抹茶などの変わり種も。
本格的なシアトルコーヒーを飲みたい方にとてもオススメです。
店内はオシャレな雰囲気。ビジネスマン風の人たちも多く、賑わっていました。
アマゾン本社・スフィアを見学
パイクプレイスマーケットへは徒歩で向かいました。
少し寄り道をして、アマゾン本社へ。温室にもなっているワークスペース「スフィア」を外から見学。
第一と第三土曜日は、中に入ることができます。
15日前の10am PSTから予約枠がオープンします。すぐに埋まってしまうので、行きたい方は計画的に。
近くに『Amazon Go・1号店』もあります。プライム会員の方はぜひ。
世界発！スターバックス一号店へ
シアトルには世界初スターバックスコーヒーの一号店があります。
一号店のみ、ロゴマークは創業当時のまま。
この店舗でしか購入できないレアグッズを販売しています。
店舗は小さめで、イートインスペースはありません。コーヒーはテイクアウトできます。
かなり行列ができるという噂だったので、平日の朝９時頃に着くように到着。
ラッキーなことに、全く並ばずに入店できました。
ここではホットコーヒー（パイクプレイス・スペシャル・リザーブ）とお土産用のポストカードを購入。
カウンターでまとめて注文します。
子供たちには、おまけでステッカーをプレゼントしてくれました。
パイクプレイス・スペシャル・リザーブは、普段のミディアムローストよりも、コクが深い感じがしました。（←語彙力…。すみません、コーヒー全く詳しくないです。）
スターバックス・リザーブ
スターバックス１号店の他、シアトルには「スターバックス・リザーブ・ ロースタリー＆テイスティングルーム（Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room）」もあります。
コーヒーの飲み比べができるフライトメニューもあります。
パイクプレイスマーケットから徒歩20分くらい。わが家は、ニューヨークで行ったのでスキップしました。
パイクプレイス・パブリック・マーケット散策
シアトルで最も定番の観光スポットと言えば「パイクプレイス・パブリック・マーケット」ですよね。
現存するマーケットでは全米で最も古いらしい。この中で、行ってよかったお店を紹介します。
Piroshky Piroshkyで本場のピロシキ
パイクプレイスマーケットは、食べ物屋さんがとても多く、食べ歩きに最適。
まずは、少し異色なピロシキのお店から。
1つ8ドル。日本円すると約1,200円とビックリ価格になります😅でも美味しかった。
「Chicken Curry and Rice」というものがありましたが、ピロシキの中にカレーライスが入っているのかな。
ちょっと怖くて試せなかったので、食べた方、よかったら感想を教えてください（笑）
Jack’s Fish Spotでシーフード
Jack’s Fish Spotという魚屋さんでは、新鮮なオイスターやクラムチャウダーなどを食べることができます。
チョッピーノもあったので、もちろん頼みました。この量で50ドルくらい。
店内に簡易的なイートインスペースもあります。
魚を投げる魚屋！パイクプレイス・フィッシュマーケット
世界一ユニークな魚屋といわれている「パイクプレイス・フィッシュマーケット」では、何と魚が空中を飛び交います。
お店のロゴも魚を投げているでしょ？
注文が入ると、お店の人がカウンターに向かって（パフォーマンス用の）魚を投げ、周囲のお客さんは大盛り上がり。
常に人だかりができているので、すぐわかると思います。
豚の貯金箱「レイチェル」で願掛け
魚屋さんのすぐ前には、豚の貯金箱「レイチェル」がいます。
神社のお賽銭の要領で、わが家の子供たちも１ドルずつ入れてきました。
ガムウォール
パイクプレイスマーケットのすぐ裏には、ガムウォールという何とも気持ちが悪い壁があります。
1990年代初めからガムがくっつけられるようになったガムウォール。
何度か掃除されていますが、旅の思い出に自分が噛んだカラフルなガムを壁に残す人が後を絶たないそう。
怖いもの見たさで行ってみましたが、やっぱり気持ちが悪かったです。
周囲の人たちも“So gross!!”と言いながら、写真を撮ってました。
マリナーズ・チームストア
最近、MLBにハマっている次男くんのために、マリナーズのチームストアにも立ち寄ってみました。
パイクプレイスマーケットから徒歩5分くらい。
T-Moblieパークで野球観戦をする予定がない方は、こちらのストアの方が気軽に行けます。
店内はマリナーズのグッズ（ユニフォームやキャップなど）が所狭しと並んでいます。
レジェンド・イチローのグッズも置いてありました。
バラード・ロックス（ハイラム・M・チッテンデン水門）
シアトルの水門「バラード・ロックス」は、ダウンタウンから車で約15分のところにあります。
駐車場あり、無料で見学ができます。
すぐ横には、鮭の遡上をが見られる「フィッシュ・ラダー」があります。こちらも無料で入れます。
ここは大変興味深かった。
夏の間、3種類のサーモンがこのフィッシュ・ラダーを通り、産卵のために40～50マイル（約64〜80km）も川を遡上していくそうです。
3種類のサーモンのピーク時期は異なります。
- Sockeye ：6月～10月（7月がピーク）
- Chinook ：7月～11月（8月後半がピーク）
- Coho：8月～11月（9月後半がピーク）
私たちが訪れた9月後半も、たくさんのサーモンが泳いでいました。
サーモンの遡上がピークを迎える時期は、それを捕食するアザラシやアシカを見ることもできます。
ケリーパークからシアトルを一望
ケリーパークでは、シアトルのシンボル「スペースニードル」を含めた街並みが一望できます。
夜景スポットとして地元民からも人気が高い反面、日本人観光客には、あまり知られていない穴場スポットです。
住宅街の中にあり、車がないと行くことができませんが、公園なのでもちろん無料。（車もすぐ前に路駐できます。）
シアトルの街並みを見るために、スペースニードルの展望台を訪れる方も多いですよね。
でも、大人一人35ドル～と思ったよりも高いんですよね。家族4人で行くと100ドルコース。
お金をかける割に、子供たちも喜ばないので、わが家はここで十分でした。
残念ながら、タコマ富士は見られず…。
Seattle Chocolateで工場見学
シアトル・タコマ空港の近くに、Seattle Chocolateというチョコレート工場があります。
ここでは、工場見学が開催されています。
- 実施日時： 月曜日～土曜日 10:00～/12:00～/14:00～
- 費用： 大人12ドル / 子供10ドル
※ 前日までに要予約。6歳未満の子供は参加不可
最後に試食もあるということで、わが家も工場見学に参加したかったんですが、時間の関係上できませんでした。
カウンターで試食だけさせてもらえたので、よかったです。
あとは、店頭に計り売りのチョコレートがあったので、子どもたちが選び、お土産にしました。
Pink Bubblyがお気に入り。（パチパチくんみたいのが入っています。）
シアトル・タコマ空港のラウンジ
最後に、プライオリティパスを使って、シアトル空港のラウンジ「The Club at SEA」へ。
プライオリティパスを持っていると、世界各国の空港ラウンジが無料で使えるようになります。
セキュリティチェック通過後、かなり端っこの方に追いやられています。
全く期待せずに行ったら、ロブスタービスク、サラダ、チップスなど軽食もあり、良いラウンジでした◎
子供たちは、ずっとミートボールを食べていました。ずっとシーフード続きだったので肉気が嬉しい。
この日は、飛行機が遅延してしまったので、少し長居を。（こういうときにラウンジがあると助かる。）
お酒も飲み放題で、私は昼間っからミモザをいただきました。
その他
- Space Needle（スペースニードル）： シアトルの街で最も有名なランドマーク。展望デッキの壁やフロアがガラス張りになっおり、360度の大パノラマが満喫できます。
- Boeing Future of Flight（ボーイング工場）： 航空機関連の展示ギャラリーや飛行機が見学できる屋上デッキがあります。火・水が定休日で行けず。
- The Museum of Flight（航空博物館）： 世界最大規模のボーイング航空博物館。150機以上の歴史的な飛行機や宇宙船が見学可能。
- Chihuly Garden and Glass（チフーリガラス美術館）： シアトル近郊タコマ市出身のガラス彫刻家、デイル・チフーリが創り出した色鮮やかな作品が飾られています。
シアトル観光を楽しもう
シアトルはダウンタウンを中心に、観光スポットがコンパクトにまとまっており、過ごしやすい街でした。
2泊以上するのであれば、物足りない感じもするので、国立公園を訪れてみると楽しいと思います。
ぜひスケジュールに組み込んでみてくださいね。
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