「ヨセミテ国立公園の見どころは?」
「子連れにおすすめのモデルコースは?」
世界自然遺産にも登録されているヨセミテ国立公園。
自然を愛する人たちが、一生に一度を訪れたいというアウトドア愛好家の聖地とも言われています。
今回のブログ記事では、家族旅行でヨセミテ国立公園に行った時の様子を旅行記にまとめました。
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ヨセミテ国立公園の基本情報
ヨセミテ国立公園は、年間400万人の観光客が訪れる大人気の国立公園です。
ヨセミテ国立公園へのアクセス
ヨセミテ国立公園は、アメリカのカリフォルニア州の東端にあります。
主要都市からヨセミテ国立公園へ車でのアクセス・所要時間は以下の通りです。
- サンフランシスコ:約4~5時間
- ロサンゼルス:約6~7時間
- ラスベガス:約7時間
- フレズノ:約3時間
- セコイア国立公園:約2.5~3時間
- デスバレー国立公園:約6時間
ゲートタウンは、フレズノ。サンフランシスコやロサンゼルスからの直行便が出ている空港があります。
日本からは、サンフランシスコと合わせて観光されることが多く、サンフランシスコ発のオプショナルツアーも多数催行されています。
サンディエゴに住むわが家は、セコイア・キングスキャニオン国立公園経由でヨセミテ国立公園に行きました。
ヨセミテ国立公園の料金
ヨセミテ国立公園の料金は以下の通りです。
- 車:$35/台
- バイク:$30/台
- その他(歩きなど):$20/人
国立公園の年間パス(National Park Annual Pass)は$80です。
年3~4箇所回る予定があるのであれば、購入した方がお得になります。(入園料金は、パークによって異なります。)
アメリカ在住の小学4年生は、年間パスポートが無料になります。
車1台分対象。Every Kid Outdoorsサイトに行き、ホームページから用紙をプリントし、ビジターセンターに行けば、年間パスポートと交換してもらえます。
ヨセミテ国立公園のアクティビティ
- トレイルハイキング
- サイクリング
- ラフティング(6~7月)
- 乗馬(5~10月)
- フィッシング
- ロッククライミング
- ウインタースポーツなど
子連れで楽しめたことは、後ほど詳しくご紹介します。
ヨセミテ国立公園のベストシーズン
ヨセミテ国立公園は、24時間365日オープンしています。
キャンプグラウンド、ロッジ(ホテル)、レストランも通年利用できます。
四季それぞれの良さがありますが、一番人気のシーズンは雪解け水が滝となって、水量が多い4月~6月上旬です。
7月前半の夏休み時期に行ってきましたが、思った以上に暑かったです。すでに水量も少なかったです。
ヨセミテ国立公園の観光で必要な日数
ヨセミテ国立公園の観光で必要な日数・時間は丸1日以上。
本当に見どころがたくさんある公園。
1日かけて、やっとビューポイントを見て回れるくらい。
2泊3日で、トレイルハイキングをゆっくり楽しめる感じです。
ヨセミテ国立公園内の移動手段・シャトルバス
(参照:https://www.nps.gov/yose/planyourvisit/publictransportation.htm)
ヨセミテ国立公園では、無料のシャトルバスを運行しています。
シャトルバスは2コースあります。
- 全体コース(Valleywide):1周約1時間半
- 東側コース(East Valley):1周約50分
大きめの駐車場は3か所。
- Curry Village Parking
- Yosemite Village Parking
- Yosemite Valley Lodge / Yosemite Falls Parking
車でお越しの方は、まずは朝一で駐車場を確保するとスムーズに動けます。
ヨセミテ国立公園の注意点
ヨセミテ国立公園に行く際、いくつか気を付けた方が良いことがあります。
園内ロッジは早めに予約する
夏休みシーズンに、ヨセミテ国立公園内に宿泊するのであれば、半年以上前の予約が必須です。
わが家は3か月前から7月の旅行計画を始めましたが、時すでに遅し。園内ロッジは満室でした。
園外のホテルも混雑するので、早めに宿は抑えた方が安心です。
クマに注意する
ヨセミテ国立公園には、クマがたくさん生息しています。
私も短い滞在中に、二度クマに出くわしました。
国立公園はあくまでも人間がお邪魔させていただいている側。
自然保護のためのルールは守らなくてはいけません。
以下、公式ホームページから抜粋しました。
- クマとは最低50ヤード(約45.7メートル)距離を取る
- 近距離で会ってしまったら、できるだけ騒音を出し追い払う
- 夜間車を離れる場合は、食料や匂いのするものは、必ず所定の保管庫に入れる
- 日中は密閉し車のトランクなど見えないところに仕舞う
クマが頻繁に人間に近づき、狂暴化してしまった場合には、殺されてしまいます。
そうならないためにも、私たち人間の配慮がとても大事です。
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道路の通行止めに注意する
ヨセミテ国立公園内の一部道路は、雪の影響で冬場には通行止めになります。
冬場というよりも、初夏近くまで閉鎖していることもあるので注意してください。(天候によって毎年開通時期が異なります。)
- Tioga Road(タイオガロード):11月~5月末か6月上旬まで閉鎖
- Glacier Point Road(グレイシャーポイントロード):11月~5月末か6月上旬まで閉鎖
- Mariposa Grove Road(マリポサグローブロード):11月末~3月中頃か4月上旬まで閉鎖(The Washburn Trailは年中オープン)
後ほどご紹介するグレイシャーポイントは人気の観光スポットの一つですが、6月~10月頃しか車で行くことができません。
冬場に行きたい場合は4マイル以上のハイキングが必要です。
子連れで巡る!ヨセミテ国立公園のモデルコース
ヨセミテ国立公園は、アメリカに来て最初の長期周遊旅行で行きました。
改めて思うと、園内ロッジにも泊まらず(予約がいっぱいですぐに諦めた)、わずかな時間しか滞在せず、写真もイマイチで、何てヨセミテ国立公園に失礼なことをしたんだと。←言い過ぎ?
今なら、2日間は丸々時間が取れるように計画し、トレイルもあと2本は歩いていたと思います。
言い訳がましいですが、当時はコロナ禍で夏休みのピークシーズンにも関わらず、シャトルバスが出ておらず、駐車場事情が厳しかったということもあります。
やり直しがきくなら、もう一度行きたい!
ここでは、わが家の反省点や失敗談も一緒に記載するので、ぜひあなたの周遊プラン作りにお役立てください。
【追記】 再度ヨセミテに行ってきました✨
グレイシャーポイントで朝日鑑賞
ヨセミテ国立公園の旅のスタートはグレイシャーポイントから。
園外のホテルに前泊していたので、約1時間かけてグレイシャーポイントまで車でドライブ。
朝早すぎてゲートは無人。そのまま通過しました。(年パスを常に見えるところには置いておきました。)
車はほとんどおらず、駐車場も問題なくとめられました。
ハーフドームから昇る朝日は何だか神秘的。
ここはヨセミテ国立公園が一望でき、子連れでも歩きやすいビューポイントでした。
ハーフドームと言えば、The North Faceのロゴモチーフ。
せっかくなら、ノースフェースのTシャツを着てきて、写真に残せばよかったと今になって思います。
観光の定番!トンネルビュー
ヨセミテ国立公園を代表する「エル・キャピタン」「ハーフドーム」「ブライダルベール滝」が一度に集結する場所。
バスツアーでは必ず訪れるビューポイント。
トンネルを抜けたらすぐ左手に駐車場が出てくるので、見逃さないようにしてくださいね。
朝イチだったので駐車場の混雑は避けられた一方、写真が逆光。
ちょっと分かりにくいので、苦し紛れに、画像に文字入れしておきました(笑)
秘境!ミラーレイクトレイル
続いて、車でCurry Villageに向かいます。
途中、草原からヨセミテ滝が見れる絶景スポットあり。(Four Mile Trail Headを過ぎたあたり)
車がたくさん路上駐車しているのですぐに分かると思います。
豆粒ほどの子供たちのバックにTheヨセミテという風景。壮大です。
Curry Village Parkingに到着したのは朝9時くらい。その時点で既に混み始めていました。
無事に駐車場が確保できたので、ここからミラーレイクを目指して歩きます。トレイルは片道30分ほど。
トレイルのルートは二通りあります。
- Mirror Lake Road
- Mirror Lake Old Carriage Trail
小さい子連れの場合は、舗装されたアスファルトの道(Mirror Lake Road)の方が安心です。
最終地点のミラーレイク。鏡のように美しく景観を映し出してくれるはずが…
水量少なめ。湖というよりも水たまり。
ピナクルズ国立公園の方がミラー感があったかも。
夏休みシーズンにヨセミテを訪れる最大のデメリットは、水が干上がってしまうこと。
水量が多い時期は、4~6月上旬頃。
このときは道路が全面開通していなかったり、まだ雪が降っていたりすることもあるので、本当にどの時期に来るかは難しいですよね。
でも、湖畔から見えるハーフドームは格別。これだけでも、奥地まで歩く価値はあります。
ヨセミテビレッジで休憩
トレイルを歩いて少し疲れたので、ヨセミテビレッジで休憩。
Yosemite Village Parkingにとめました。ここも辛うじて待ち時間なし。
っが、大失敗が一つ。
今だったら、何よりも最優先するジュニアレンジャーアクティビティ。
混雑もあり、ヨセミテ国立公園ではスキップしてしまったんです。
これは、国立公園巡り史上の汚点です。バッジが貰えなかったことを、子供たちもずっと後悔しています。
【 ジュニアレンジャーとは? 】
ジュニアレンジャーとは、5~12歳の子どもたち向けに、National Park Service(NPS)が運営しているプログラム。
Explore・Learn・Protect(探索・学習・保護)をテーマに、アクティビティをと通して、国立公園や史跡について学べるようになっています。
レンジャーから冊子をもらい、アクティビティを終えることでバッジをゲット✨
基本的に参加費は無料です。実施している施設はこちらで確認できます。
アワニーホテル見学
1927年に完成した国立公園内のリゾートホテル。
ハーフドームとヨセミテ滝が見える最高の立地。憧れのホテルの一つでもありますが、いかんせん料金が高い。
夏休みシーズンで予約も取れなかったので、宿泊は断念。ここも後悔ポイントです。
ホテルのロビーだけ見学してきました。
ロウアー・ヨセミテフォール・トレイル
ロウアーヨセミテフォールトレイルでは、ヨセミテ滝を近くで見ることができます。
駐車場は、Yosemite Valley Lodge /Yosemite Falls Parkingが最寄りです。
舗装された短いトレイルを歩くだけなので、小さいお子さん連れでも問題なく行ける場所です。
行って帰って40分くらいの道のり。
ヨセミテ滝は、アッパー(落差436メートル)・カスケード(206メートル)・ロウアー(97メートル)に分かれており、合計すると落差739メートル。
なんと世界第8位!
あの有名なナイアガラの落差はわずか53メートルと比べ物にならないくらいほど縦に長い。(ナイアガラは幅が広い。)
ヨセミテバレービュー(通過だけ)
最後に、ヨセミテを代表する「バレービュー」で、絶景を見納めていく予定が、駐車場が満車で入れず。
午後からの方が写真はキレイの撮れるので、帰りの時間がベストタイミングだったはず。
タイオガ・パス・ロードの絶景ドライブ
駆け足だがヨセミテ国立公園を一周し終わり、タイオガ・パス・ロードを使って、次の目的地「レイクタホ(タホ湖)」に向かいました。
途中立ち寄ったテナヤ湖。抜群の透明度で、最高に気持ちが良い。
ここでピクニックをしながらのんびりしている人もたくさんいて、これこそツウの楽しみ方だなと。
日本人は有名なスポットをいかに効率的にたくさん回るかみたいなところがありますよね。
一方、アメリカ人は自然を楽しむことに価値を置いている気がします。何だか「ゆとり」を感じられます。
(と言いつつ、忙しく動くのも嫌いじゃない。)
その他の見どころ
ヨセミテ国立公園は、ほぼ1日の弾丸観光でした。
もう少し時間があれば、このトレイルたちも歩いていたと思います。
ブライダルベール・フォール・トレイル
往復約800メートルの初級トレイル。落差189メートルのブライダルフォールが見られます。
バーナル&ネバダフォール・トレイル(ミストトレイル)
往復8.7キロの中級~上級トレイル。バーナル滝までなら往復3.9キロ。
滝に近づき、水しぶきを浴びることができます。
急な坂道があり、水で滑りやすいので小さい子連れにはオススメされていませんが、4~5歳くらいならいけそうです。
ヨセミテ国立公園内・周辺のホテル&ロッジ
ヨセミテ国立公園内のホテル・ロッジはこちら。
- The Ahwahnee
- Yosemite Valley Lodge
- Wawona Hotel
- Curry Village
- Housekeeping Camp
- White Wolf Lodge
- Tuolumne Meadows Lodge
その他キャンプサイトもあります。
ヨセミテ国立公園内の宿泊施設は366日前より予約ができます。
園内に宿泊できない場合は、ヨセミテウエスト(ヨセミテバレーまで約10マイル)が最寄り。
ただ、このエリアも値段が高く、わが家は前日にセコイア・キングスキャニオン国立公園を周遊していたため、中間地点のOakhurst(オークハースト)で泊まることにしました。
宿泊したのは「ヨセミテ サウスゲート ホテル &スイーツ」です。
2ベッド朝食付きで250ドルくらい。スイートタイプでミニキッチン付き。
部屋に電子レンジがあったので、パックご飯で次の日はお弁当用のおにぎりを作ることができました。
国立公園内だとレンジがないロッジも多いのでありがたい。
家族4人で過ごすには、十分な広さ。屋外プールもついてました。
ヨセミテ国立公園まで約1時間と距離が気にならない方、わが家のようにセコイア・キングスキャニオン国立公園との中間地点で探している方には、かなりオススメのホテルです。
夕食は敷地内にあったデニーズで食べました。(キッズメニューが無料だった。)
ヨセミテ国立公園を子連れで楽しもう
ヨセミテ国立公園では、ジュニアレンジャーもできず、パークサインの写真も撮れず、国立公園巡りとしては、後悔が多いものでした。
しかし、ヨセミテ国立公園の絶景は本当に素晴らしく、皆さんにぜひ行ってほしいと思える場所。
サンフランシスコなどのベイエリアからは、わずか4時間ほどで行けます。1泊2日旅行圏内。
わが家もまた行く機会があれば、今度こそ園内ホテルに宿泊して、目一杯ヨセミテ国立公園を満喫したいと思います。
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