全米・全世界から人気を集めるヨセミテ国立公園。
わが家は3年前の7月に一度訪れています。ですが、色々と不完全燃焼なことが多かったです。
▼ 前回の様子 ▼
そこで、もう一度ベストシーズンのヨセミテ国立公園を体感したいと、密に想いを寄せ、晴れて実現することができました。
結果的に、前回と比べものにならないほど感動的な旅になったので、モデルコースとして紹介します。
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最もヨセミテが楽しめるベストシーズン
ガイドブックや旅行サイトでは、ヨセミテ国立公園のベストシーズンは5月~8月と言われています。
ですが、私個人の経験からベストシーズンは5月中旬~6月上旬だと思っています。その理由は以下の通り。
迫力満点の滝が楽しめる
ヨセミテ国立公園には雪解け水から流れ落ちる滝があります。
その代表的なのが「ヨセミテ滝」です。
以前7月上旬にヨセミテ国立公園を訪れたときは、水量がほとんどなく、チョロチョロ流れる程度。
今回5月下旬に行ったところ、その差は歴然。本当に同じ場所なの?!と目を疑うほどでした。
人気のミラーレイクトレイルも、7月上旬は既に枯渇気味…。5月下旬は、水がまだ残っています。
道路が全面開通
雪が積もるヨセミテ国立公園は、冬の間通行止めになっている道路がいくつかあります。
5月に入ると、徐々に開通し始め、通常5月下旬に全面開通になります。
車道が開通していない時期にグレーシャーポイントに行く場合は、4マイルのハイキングが必要になります。
気候がちょうど良い
ヨセミテ国立公園では、4月の最低気温が氷点下になることもあります。
もし、外でキャンプをしたいと考えている場合は、5月以降にした方が安心です。(わが家は、カリービレッジのテントキャビンを利用しました。)
ハイキングを楽しむにも暑すぎず寒すぎず、最適な気候です。
一方、7月の最高気温は32℃。ハイキングをするのには、少々暑すぎる気候です。
簡単な1マイルほどローワーヨセミテフォールトレイルでギリギリ。それ以上は、無理でした。
ヨセミテ国立公園を大満喫するモデルコース
今回のヨセミテ国立公園の旅行は、メモリアルデー(5月下旬)の週末に2泊3日で行ってきました。
前後の移動があるので、実際にヨセミテ国立公園に滞在できたのは、1泊2日です。
南カリフォルニアの自宅からヨセミテまでは約7時間半。早朝4時に出発し、ゲート付近に到着したのが11時頃。
その後、ゲートまで約45分ほどの渋滞があり、12時前にやっとヨセミテ国立公園に入ることができました。
パークサイン
オークハースト方面からのゲート付近には、この地味なパークサインしかありません。
渋滞でノロノロ運転をしていなければ、見逃してしまうほど小さい。
サンフランシスコ方面からの120号線沿いに立派なパークサインがあるようです。
ワオナビジターセンター
まずは、ジュニアレンジャーの冊子をもらうために、ワオナビジターセンターに立ち寄り。
【 ジュニアレンジャーとは? 】
ジュニアレンジャーとは、5~12歳の子どもたち向けに、National Park Service(NPS)が運営しているプログラム。
Explore・Learn・Protect(探索・学習・保護)をテーマに、アクティビティをと通して、国立公園や史跡について学べるようになっています。
レンジャーから冊子をもらい、アクティビティを終えることでバッジをゲット✨
基本的に参加費は無料です。実施している施設はこちらで確認できます。
かなり小さめのビジターセンターでワオナホテルのすぐ横にあります。
時期によってはオープンしないこともあるので、事前に営業時間の確認をしてくださいね。
トンネルビュー
ワオナトンネルを抜けると、すぐ左にトンネルビューポイントが出てきます。
左側にエルキャピタン、右側にブライダルベール滝、そして真ん中にヨセミテフォールが見える絶景スポット。
駐車場は左右にそれぞれあります。
人気のビューポイントなので、昼間の時間帯は、満車になっていると考えた方が良いです。
ただ、景色を見るだけの場所なので、回転率は早め。空きがなくても数分待てば、入れることが多いです。
ブライダルベール滝
水量が多い時期に行くなら、落差189メートルのブライダルベール滝はぜひ訪れてほしいスポットです。
花嫁のベールのように、細く柔らかな滝と言われていますが、雪解け時期は激しかったです。
滝の近くに行くと、かなり濡れました。
スウィンギングブリッジピクニックエリア
お昼ご飯は、マーセド川沿いにヨセミテ滝がキレイに見えるスウィンギングブリッジピクニックエリアで食べました。
ちょこっとメモ
国立公園のレストラン事情はあまりよくないので、すぐに食べられるものを園外から持ってくることが多いです。
その中でもカップラーメンは、ポットにお湯を持ってさえこれば、どこでも食べられるので、とても楽チン。
腐る心配もないので、衛生的にも安心です。
このピクニックエリアは、結構人気で駐車場は満車でした。
夏は川遊びをしながら、バーベキューを楽しむ人が多いようです。そのため、なかなか回転率は低め。
少しいくと、Tuolume Meadowsという穴場絶景スポット(私のお気に入りの場所)があり、ここに路駐しました。
カリービレッジのテントキャビンにチェックイン
この日はカリービレッジのテントキャビンに宿泊。まずはチェックイン。宿泊予約は公式ホームページからしました。
ミラーレイクトレイル
長時間の移動で疲れもあったので、軽めのミラーレイクトレイルに行きました。
ここは、前回も行った場所ですが、水が枯れていて、ミラーレイクの感動がイマイチ味わえなかったんですね。
今回は、バッチリ見ることができました。雪解け水が流れる4~6月上旬であれば、この光景が見られるはずです。
カリービレッジのピザ屋でディナー
ヨセミテ国立公園は、クマの被害を予防するために、食べ物に関してはかなり厳しいルールが設けられています。
園内で宿泊する場合は、夜間に車に食べ物(匂いのするもの全て)を残しておくと、5,000ドルの罰金になります。
外でキャンプをする際は、クマ避けのボックスに格納しなくてはいけません。
ということで、わが家はあまり食べ物は持ち込まず、今回はカリービレッジのピザ屋さん「Pizza Deck」で夕飯にしました。
このピザ屋さん、国立公園の中では桁違いに美味しい。生地がモチモチしているし、チーズも本格的だった。
そして、Mother Curryという変わり種は、タイカレーとナンの組み合わせみたいで絶品でした。(パクチーもたっぷり。)
夕焼け鑑賞
ヨセミテ国立公園では、夕日が地平線に沈む姿は見られませんが、赤く染まる山々は絶景そのもの。
わが家は「ゴールデンハーフドーム」が見られるストーンマン・メドーで夕焼け鑑賞を楽しみました。
星空観賞
一度テントキャビンに戻り、暗くなるのを待って、再度同じ場所で星空観賞。
ミストトレイル(バーナル滝)
カリービレッジのテントキャビンで一夜を明かし、次の日は早朝からハイキング。ヨセミテ国立公園で最も人気がある「ミストトレイル」を歩きます。
このトレイルは、レベルや時間によって、歩く距離が決められます。
最寄りのシャトルバスストップ「No.16のHappy Isles」からの目安はこのような感じです。
距離 | 標高差 | 難易度 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
Vernal Fall Footbridge | 往復1.6mi(2.6㎞) | 400ft(120m) | 中級 | 1-1.5時間 |
Top of Vernal Fall(Via Mist Trail) | 往復2.4mi(3.9km) | 1000ft(300m) | 上級 | 3時間 |
Top of Nevada Fall(Via Mist Trail) | 往復5.4mi(8.7㎞) | 2000ft(610m) | 上級 | 5-6時間 |
わが家は、ミストトレイル経由でバーナル滝の頂上に行き、帰りはJohn Muir Trail(ジョンミュアトレイル)という別のルートで帰ることにしました。
最初の地点は、バーナル滝の麓。ここに橋がかかっており、少し進むと水洗のトイレがあります。
小さい子連れや、足腰に不安がある場合は、ここで引き返すことが推奨されています。
次にミストトレイルの入口。この時点で、かなりの水しぶきなので、持参したポンチョをかぶり、石段を登っていきます。
少し登り、振り返るとキレイな半円の虹が。
後半の石段はかなりキツく、息を切らしながら登り切りました。
滝を見下ろすスポットで休憩。
このまま同じコースを戻る方が多いですが、ミストトレイルは滑りやすく、道幅も狭いです。その上、混雑もあります。
距離は長くなりますが、ゆっくり歩けるジョンミュアトレイルで帰りました。
途中のクラークポイントまでは、さらに登りになりますが、ネバダ滝全体が遠目で見られます。
わが家はカリービレッジから6マイル弱を全て歩き、4時間半くらいかかりました。
シャトルバスが休止中で全て歩いたので、予想以上に時間がかかりましたが、とても素敵なトレイルでした。
半日以上時間が取れる場合は、ぜひお試しください!
ヨセミテビレッジ散策
続いて、シャトルバスでヨセミテビレッジに移動。No.2のVillage Store&Welcome Centerで下車。
ビレッジストアには、お土産の他、食料品や軽食も売っています。ここでサンドイッチを購入し、外のテラスで食べました。
さらに、ウエルカムセンターでジュニアレンジャーの冊子を提出。念願のジュニアレンジャーのバッジをゲットしました。
ローワーヨセミテフォールトレイル
午前中のトレイルハイキングで、疲れもあったので、短距離ですがローワーヨセミテフォールトレイルヘッドまではシャトルバスで移動。
No.6のLower Yosemite Fallで下車。
ここからは舗装された道を歩いていく簡単なトレイル。
大迫力のヨセミテフォールを見ることができました。
【 失敗談 】
ここで今回の失敗談。ヨセミテ国立公園では、シャトルバスが2ルートで運航しています。
てっきり、Purple Routeが運行しているものだと思っていたら、一向にこなかったため、Green Routeで大回りして、カリービレッジまで戻るはめに…。
シャトルバスを利用する場合は、事前に運行状況を確認することをおすすめします。
ヨセミテバレービュー
最後に、ヨセミテバレービューで見納め。
マーセド川を前景に、左にエルキャピタン、右にカセドラルロックとブライダルベール滝を見ることができる、ヨセミテを代表する絶景スポットです。
駐車場は数台のみですが、回転率は早いので、少し待てば空きます。
その他
もし、あと一日時間が取れるなら…
- グレーシャーポイント: 前回行ったビューポイント。夏場は最寄りのパーキングまで車で行けます。往復3.5キロのタフトポイントトレイル、往復3.5キロのセンチネルドームトレイルなどの簡単なハイキングコースもあります。
- アッパーヨセミテトレイル: 上級のハイキングコース。アッパーヨセミテ滝が間近で見られます。
- ハーフドームトレイル: ハイキング上級者向けのトレイル。(事前許可が必要)
- マリポサグルーブ: グリズリージャイアントという巨大なセコイアが見られる森。3.2キロループの初級トレイルもああります。
ヨセミテ国立公園旅行にかかった費用
【 旅の日程 】
日程 | 行程 | 宿泊場所 |
---|---|---|
1 | 自宅からヨセミテ国立公園に移動→半日観光 | カリービレッジ |
2 | ヨセミテ国立公園 | ハイアットハウスベイカーズフィールド |
3 | 移動日 | – |
実際にかかった費用合計:$653.73
費用 | |
---|---|
宿泊費 | $204.55(一部ポイント利用) |
食費 | $214.94 |
観光費 | $80.00 |
お土産代 | $16.98 |
合計金額 | $659.73($163.43/人) |
ディズニーランドリゾート家族旅行2泊3日の合計費用は、$653.73でした。
家族4人だったので、一人あたり$163.43です。
宿泊費:$198.55
Hyatt Place | 9,500Hyattポイント/泊 |
Curry Village | $198.55 |
チップ | $6.00 |
Chase クレジットカードのポイントは、Hyattポイントに1:1の割合で移行できます。
例: 300ドル分=30,000 Chase Point=30,000 Hyatt ポイント
カードを作ってミニマムスペンドを達成するだけで、60,000ポイントもらえるカードもあるので、ぜひ活用してくださいね。
わが家は、4年間の駐在期間中、夫婦それぞれ10枚程度作りました。それだけで旅行費を200万円以上節約することができました。
▼ Chase クレジットカードの詳細
観光費:$80.00
国立公園年パス | $80.00 |
国立公園の年間パス(America the Beautiful Pass)が切れてしまったので、再購入。
ゲートですぐに発行してもらえます。
食費:$214.94
Vons | $29.33 |
Yosemite Village Store | $39.58 |
Benji’s(バスク料理) | $147.00 |
In-N-Out | $28.36 |
食費はヨセミテ国立公園で食べたピザ、軽食、ビール代など。
2日目はベーカーズフィールドまで移動し、バスク料理を食べました。
お土産代:$16.98
Yosemite Village Store | $16.98 |
マグネットとステッカーを購入。念願だったジュニアレンジャーのバッジもゲットできました。
朝から晩までヨセミテ国立公園を楽しもう
今回のヨセミテ国立公園の旅は、園内に宿泊し、朝から晩まで大自然を楽しむことができました。
ヨセミテに滞在できたのは、1泊2日という短い間でしが、ビュースポットを巡るだけで味わえない体験もたくさんでき、本当に大満足の旅になりました。
あなたもヨセミテ国立公園で素敵な思い出が作れますように。
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