アメリカのハロウィンは何するの?
日本との違いはあるの?
子供と楽しめる方法はある?
アメリカでは、ハロウィンは子供も大人も楽しめる大きなイベントの一つです。
まだ夏も終わらぬ8月末くらいから店頭にハロウィングッズが並び始めます。
クリスマスと並んで、かなり力が入るハロウィン。アメリカではどのような過ごし方をしているのでしょうか。

アメリカのハロウィンの雰囲気を目一杯お伝えしていきます!
ハロウィンの基本情報


日本でも定着してきた「ハロウィン」。仮装をして練り歩きをしたり、パーティーを楽しむ方も多いのではないでしょうか。
ですが、ハロウィン本来の意味や起源については、意外と知られていませんよね。
ハロウィンはいつ?
ハロウィンは毎年10月31日に行われます。
もともとは10月31日~11月2日に行われていました。
ハロウィンは何の日?
ハロウィンの起源は、古代ケルト民族が行なっていたサウィン祭だと言われています。
ケルトでは、11月1日が新年の始まりとされ、10月31日の大晦日に先祖の霊が戻ってくると信じられていました。
しかし、先祖の霊と共に、悪霊もやってきて、人々に災いをもたらすとも言われていました。その悪霊を怖がらすために、逆に恐ろしい怪物に仮装したり、魔除けのランタンを炊いたりしました。
つまり、日本で言うと、ハロウィンはお盆にあたる行事になります。
その後、キリスト圏にも広がります。11月1日が諸聖人に祈りを捧げる「万聖節」ということもあり、前夜祭の10月31日は前夜祭として定着していきます。
今では宗教的な要素はだいぶ薄れて、単純に仮装して街を練り歩くイベントになりました。
一方、メキシコでは今でも10月31日~11月2日をDay of the Dead(死者の日)として、盛大にお祝いしています。
11月1日に子どもの魂、11月2日に大人の魂が戻ると言われています。
カラフルな骸骨がシンボルで、死者の日という恐ろしいネーミングの割に、陽気なお祭りです。
アメリカはヒスパニック系の移民が多いため、死者の日のお祝いも定着しています。
アメリカと日本のハロウィンの違い


アメリカと日本、どちらもハロウィンをイベントとして楽しむイベントには変わりありませんが、いくつか違いがあります。
違い① 学校でイベントが開催される
アメリカの学校では、ハロウィンに関するイベントが開催されます。
小学生であれば、仮装して学校へ行ったり、先生や保護者が用意したお菓子をもらったりします。
子どもたちに人気の仮装は、スーパーヒーローやプリンセス。
日本の子どもたちが知ったら羨ましがるに違いないですよね。
違い② ハロウィンを安全に過ごすルールが徹底されている
お菓子を貰いながら練り歩く「トリック・オア・トリート」。
アメリカでは、安全に行なうためにルールが徹底されています。
地域によって異なりますが、わが家の近所はこんな感じです。
- 飾り付けがされている家以外は訪問しない。(トリック・オア・トリートに参加したくない家は玄関の電気を消しておく。)
- トリック・オア・トリートの時間は、18時~20時くらい。
- 小学生までは必ず大人が付き添いをする。
- 懐中電灯や反射板を身につけておく。
- 持ち帰ったお菓子は開封されていないか必ず確認する。
特に印象的だったのが「持ち帰ったお菓子のチェック」です。
ドラッグなど異物が混入していないか、必ず親が確認してから子供に渡します。
パッケージが破れていたり、少しでも開けられた形跡があるものは全て処分します。
違い③ 老若男女楽しむイベント
日本のハロウィンは、渋谷でコスプレしたり、ディズニーに仮装していったりと、若者向けの大規模なイベントのイメージですよね。
アメリカでは、老若男女が参加するイベントです。
家の飾り付けをしたり、友達や家族とハロウィンテーマのホームパーティーしたり、もっと身近に楽しんでいます。
アメリカ流!ハロウィンの楽しみ方&過ごし方


実際に、アメリカで行なわれている定番のハロウィンの楽しみ方を紹介します。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
楽しみ方① 家にハロウィンの飾り付けをする
アメリカでは、10月に入ると一般家庭でもハロウィンのデコレーションが始まります。
ハロウィングッズは、お店や通販で購入することができます。中にはハロウィンだけ期間限定で現れるポップアップショップもあります。
楽しみ方② パンプキンパッチに行く
パンプキンパッチとは、ハロウィン用のカボチャが購入できるカボチャ畑のことです。
ここでのカボチャ選びが最高に楽しい!
パンプキンパッチでは、大小さまざまなカボチャが販売されています。
カボチャ畑に入り、収穫するところからできるところも多いです。値段は、サイズや重さで決まります。
ハロウィンの気分が味わえるフォトブースがあったり、動物たちと触れ合えるファームがあったり、バウンサーがあったり、ピクニック気分で一日過ごせます。
ちなみに、この時期はスーパーの店頭にもカボチャが並びます。
値段的には、スーパーの方が安いですが、経験的には断然パンプキンパッチ推しです。
楽しみ方③ ジャック・オー・ランタン作り
ジャック・オー・ランタンは、中身をくりぬき、中にろうそくを灯すランタン(提灯)です。
くり抜くための専用グッズも購入できます。
最も一般的なデザインは、目・鼻・口などの形をくり抜いたもの。
ジャック・オー・ランタンは、魔除けの意味を持っているので、完成したら家の軒先に置いておきます。
ジャック・オー・ランタン作りのコツは、早く作りすぎないこと。
ハロウィン用のカボチャは、腐りにくいため、1カ月以上もちます。
ただし、くり抜いてしまうと、一気に腐食が進んでしまうため、ジャック・オー・ランタン作りは、3日以上前にはしないことをオススメします。
楽しみ方④ ハロウィンパーティーをする
アメリカ人がみんな大好きなホームパーティー。ハロウィンも例外なく開催されます。
ハロウィンシンボルの「カボチャ」「おばけ」「クモ」をテーマとした料理がテーブルに並びます。
伝統菓子は「キャンディーコーン」と呼ばれる砂糖菓子は、ハロウィンの定番。
トウモロコシに見立てて作られたオレンジ、黄、白色のハロウィンカラーで作られています。
楽しみ方⑤ トリック・オア・トリートに行く
子どもたちが一番楽しみにしているイベントは、もちろん「トリック・オア・トリート」です。
家族や友達と一緒に仮装して、近所のおうちを回ります。
魔法の言葉「Trick or Treat(トリック・オア・トリート)」と言えば、お菓子がもらえる夢のような時間です。
楽しみ方⑥ お菓子を歯医者に持っていく
トリック・オア・トリートでは、かなりの量のお菓子をもらえます。
ただ、こんなにいっぱい甘いお菓子をもらって、虫歯になったらどうしよう…。と、親なら誰しも思いますよね。
ご心配なく!
ハロウィンで集まったお菓子を買い取ってくれる歯医者さんがいます。
わが家の近所の歯医者さんでも、ハロウィンの菓子を1ポンド1ドルで買い取ってくれます。
買い取ったお菓子は、ミリタリーなどに寄付されるそうです。
子供はちょっとしたお小遣い稼ぎになり、親もお菓子の食べ過ぎに頭を悩まされなくて済むので、かなり合理的なサービスですよね。
子供と楽しむハロウィンのまとめ


日本は「仮装をする日」のイメージが強いハロウィン。アメリカではハロウィンのイベント自体をみんなで楽しみます。
違いを感じながら、ぜひアメリカのハロウィンを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
えいりんごオリジナル英語教材


幼児~小学生向け、おうち教育オリジナル英語教材セットを作りました✨
\ えいりんご誕生秘話はこちら /
英語教材の特長
えいりんごオリジナル英語教材は、以下のような特徴があります。
- フォニックスなど英語圏の学校と同じシステムを採用
- 日本の小学校で習う英単語学習
- 親御さん向けの指導要項(レッスンプラン)付き
アルファベット表プレゼント


教材の中身が分かるレッスン一式+かわいいアルファベット表をプレゼント!
ダウンロード教材になるので印刷して、すぐにお使いいただけます。
\ 公式noteにて /