セントパトリックスデーとは何の日?
なぜ緑を着るの?
おじさんみたいな妖精は誰?
日本ではあまり馴染みのないセントパトリックスデー。私もアメリカに来て、初めて知った行事の一つです。
今回のブログ記事では、アメリカを含め世界中で祝われているセントパトリックスデーについてご紹介します。

近いうちに、日本でもハロウィン並みに流行りそうなイベントなので、今のうちにぜひチェックしてくださいね。
セントパトリックスデーの基本情報


まずは、セントパトリックスデーについての基本情報をまとめました。
セントパトリックスデーはいつ?
セントパトリックスデーは、3月17日です。毎年、固定日が設定されています。
セントパトリックスデーは何の日?
セントパトリックスデー(聖パトリックの祝日)は、アイルランドの祝祭日です。
アイルランドは、アイルランド島の南側を占める国で、正式名称はアイルランド共和国です。
首都はダブリン。ほとんどの人が英語を公用語として利用しています。(一部ゲール語。)
イギリス(United Kingdom)の一部と勘違いされることも多いですが、別の国です。アイルランド北側はイギリスの領土です。
アイルランドにキリスト教を普及させた聖パトリックの命日が3月17日だったため、祝日として設定されました。
実は、本場アイルランドでは、クリスマスよりも盛り上がるイベントでもあります。
アメリカでもお祭り気分を味わう日ではあるものの、お休み(祝日)ではありません。
セントパトリックスデーになぜ緑色を着るの?
アイルランドは、美しい緑の風景から「エメラルドの島」と呼ばれることもあり、シンボルカラーは「緑」です。
アイルランドを讃えるために、緑色の服を着ます。
緑の服を着る理由は、もう一つあります。
緑色の服を着た靴職人の風貌をした、いたずら好きの妖精「レプリカン」は、緑の服を着ていないとつねるという言い伝えがあります。
“You are not wearing GREEN. You will be pinched by Leprechaun!”と言われ、こっそりつねるのが無礼講の日となっています。
セントパトリックスデーの料理メニュー


ご家庭で手軽にできることと言えば、アイルランド料理を楽しむ!
以下の料理は、家庭で作られているセントパトリックスデーの定番メニューです。
コーンビーフとキャベツ
セントパトリックスデーのメインディッシュは「コーンビーフ」です。
日本でコーンビーフと言えば、缶詰ですが、アメリカでは少し異なります。
コーンビーフは、ブリスケットという牛肉の部位を、塩水に10日ほど漬け込んだもの。
英語で書くと「Corned Beef」つまり、塩漬けされた牛肉という意味です。
セントパトリックスデーが近くなると、コストコをはじめ、スーパーでコーンビーフが販売されます。
付属のスパイスを加えて、キャベツなど野菜と共に煮込めば出来上がり。
イメージ的にはポトフに近いです。
ハッセルバックポテト
ジャガイモは、アイルランド料理の必須アイテム。
ハッセルバックポテトは、ジャガイモに切り込みを入れて、塩コショウとバターを塗ってオーブンで焼くだけの簡単なサイドメニューです。
ソーダブレッド
ソーダブレッドは、アイルランドの伝統的なパン。
特徴として、イースト菌ではなくベーキングソーダ(重曹)で膨らませる無発酵のパン。巨大なスコーンといった感じです。
米派のわが家では、食卓に並んでいませんが、スーパーでも売っています。
緑のドリンク
セントパトリックデーと言えば、緑のドリンク。
ビールに緑の着色料を混ぜて作ります。
ノンアルコールタイプには、ジンジャーエールが使われていることが多いです。
日本にお住まいの方は、かき氷のメロンシロップやメロンソーダでも代用できますね!
アメリカ流!セントパトリックスデーの楽しみ方


次に、アメリカで行なわれている定番のセントパトリックスデーの祝い方・過ごし方を紹介します。
セントパトリックスデーのシンボル(キーワード)は、以下の通り。
- 緑色のもの
- シャムロック
- レプリカン
- アイリッシュ(アイルランド)
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
シャムロックを飾る
シャムロックとは、クローバーを表しています。
聖パトリックがキリスト教を広めるとき、三つ葉のクローバー(シャムロック)を用いて「三位一体」の説明したため、セントパトリックデーのシンボルになったと言われています。
クローバーは一般的に三つ葉ですが、珍しい四つ葉のクローバーは幸運のシンボルとも言われていますよね。
それぞれの葉っぱには意味があり、1つ目は希望、2つ目は信仰、3つ目は愛、そして4つ目は幸運です。
セントパトリックスデーには、シャムロックを飾ったり、身に付けたりします。
また、シャムロックをウイスキーの中に入れて楽しむという風習もあります。
シカゴリバーが緑色に染まるのを見る
アメリカシカゴ州では、シカゴ川を緑色に染めて楽しむイベントが行われます。
緑色に染まるのは、Columbus Dr.からWacker Dr.の間です。
当日の朝9時頃から染まり始めて、数日間は緑色のまま。
バスクリンに近い染料を使い、鮮やかなエメラルドグリーンに染まります。
周辺ではパレードも行なわれます。かなり混雑が予想される大イベントです。テレビ中継も行なわれます。
セントパトリックスデーのパレードに参加する
シカゴだけでなく、アメリカ全国各地でも、セントパトリックスデーのパレードが開催されます。
参加すれば、セントパトリックデーの気分を目一杯味わえます。
緑の洋服、靴、ウィッグなどに身を包み、シャムロックや虹をフェイスペインティングすれば完璧です。
レプリカントラップを作る
アメリカの学校では「レプリカントラップ(罠)を作ろう!」という宿題が出されることもあります。
レプリカンを捕まえると、Pot of Gold(金貨が入った壺)がもらえるという言い伝えがあります。
この金貨の壺は、虹の終わりにあると言われています。
そのため、レプリカンを捕まえる罠には、Pot of Goldや虹などのシンボルを加えます。
わが家は、レゴでレプリカントラップを作りました。
セントパトリックスデーやアイルランドについて学ぶ
セントパトリックスデーの歴史は、200年以上もあります。
セントパトリックスデーについてお子さんと学んだり、アイルランドの文化を知ったりする良い機会になります。
アイルランドの絵本を読んだり、You Tubeで動画を見たりと、学び方は無限大。
アイルランドの映画鑑賞も楽しいです。
ムービーナイトの脇役には、抹茶パウダーなどで色付けしたポップコーンを用意してみてはいかがでしょう。
セントパトリックスデーのまとめ


セントパトリックスデーは、キリスト教をアイルランドに広めた聖パトリックを讃える日。
緑の服を身につけていないと、いたずら好きの妖精「レプリカン」につねられるという言い伝えがあります。
コーンビーフとキャベツ、ソーダブレッドを夕食メニューに加えて、ぜひ家族でイベントを楽しんでください。
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