サンクスギビング(感謝祭)はどんな日?
アメリカでは何をするの?
料理のメニューはどうするの?
日本ではハロウィンが終わると、クリスマスの準備が始まる11月。アメリカでは、もう一つ大きなイベントが入ります。
それは、サンクスギビング(感謝祭)です。
感謝祭なんて、ユニクロしか思い浮かばない…という方もいるかもしれませんが、アメリカではクリスマスと同じくらい、もしくはそれ以上のウエイトを占めています。
今回のブログ記事では、アメリカ特有の文化「サンクスギビング(感謝祭)」について、詳しくご紹介します。

サンクスギビング後には、既に定番になりつつある「ブラックフライデーセール」があるよ!
サンクスギビング(感謝祭)の基本情報


まずは、簡単にサンクスギビングの基本情報から見ていきましょう。
サンクスギビングはいつ?
アメリカでは毎年11月の第4木曜日と決められています。Federal Holiday(国の祝日)の一つです。
お店も基本的にお休みです。学校や会社では、週末を合わせて4日~1週間程度の長期休暇になることが多いです。
サンクスギビングは何の日?
サンクスギビングは「その年の収穫や恵みに感謝する日」です。
起源は1620年まで遡ります。イギリスで迫害を受けていたピルグリム(分離派ピューリタンの一団)は、メイフラワー号に乗り、約2カ月の航海の末、アメリカに到着しました。
新天地で迎えた厳しい冬。食べ物が十分に状態で、疫病が流行り、冬を越せない仲間たちも多くいました。
そんなピルグリムたちを助けたのが、アメリカ原住民の「ネイティブインディアン」でした。
サンクスギビングの起源は、ピルグリムたちがアメリカでの初めての収穫に感謝し、ネイティブインディアンを招いた祝宴。
このとき、七面鳥も振る舞われたと言われています。
サンクスギビングの料理メニュー


サンクスギビングデーのメインイベントは「ご馳走」と言っても過言ではありません。
アメリカのサンクスギビングデーは、かつてピルグリムたちがネイティブインディアンをもてなしたように、たくさんのご馳走を準備し、家族みんなで食事を楽しみます。
すべて手作りする家庭もあれば、市販のソースを組み合わせたり、フルディナーをテイクアウトしたり、と色々です。
ローストターキー(七面鳥)
サンクスギビングやクリスマスなど、ホリデーシーズンの伝統料理と言えば「ローストターキー(七面鳥の丸焼き)」です。
この時期になると、スーパーの店頭では、ターキーが並び始めます。定番は「Butterball」というメーカーのもの。コストコにも売っています。
ターキーの中には、内臓や首骨が袋に入って詰め込まれ、少しグロテスクな感じになっております。これらは、スタッフィングやグレービーソースの出汁として使われます。
スタッフィング
スタッフィングとは、ターキーの中に入れる詰め物のこと。
細かくちぎったパン、玉ねぎ・セロリ・ソーセージやベーコンをハーブで味付けし、炒めたものです。(各家庭の味やレシピがあります。)
ターキーの中に入りきらなかったスタッフィングは、サイドディッシュとしても活躍します。
スタッフされていないので(詰められていないので)もはやスタッフィングではないのではと思いますよね。
ターキーの中に入れると焼きむらができ、食中毒の原因になると忠告されるようになり、最近では入れない家庭も多いです。
グレービーソース
グレービーソースは、ターキーの肉汁ベースで作られるソース。ターキーやマッシュドポテトにかけていただきます。
ターキーはチキンに比べると淡泊で、グレービーソースがないと、かなり物足りないですね。
わが家は、温めるだけの市販のグレービーソースを使っています。
クランベリーソース
クランベリーソースは、クランベリーを甘く似たソース。
こちらもターキーにかけていただきます。
正直に言うと、私はクランベリーソースの必要性はあまり感じません。ピルグラムの食事体験という意味で、添えています。
グリーンビーンズキャセロール
グリーンビーンズキャセロールとは、グリーンビーンズ(いんげん)を焼いたオーブン料理。
キャンベルなどのマッシュルームスープとフライドオニオンをかけて、オーブンで焼くだけの簡単サイドメニューです。
マッシュポテト
マッシュドポテトは、じゃがいもを茹でて潰し、バター、牛乳や生クリームでクリーミーにした料理です。
ポテトサラダのジャガイモだけバージョンみたいな感じです。
サツマイモ(ヤム)のオーブン焼き
サツマイモをそのまま焼いたり、デザート風にマシュマロを乗せて焼いたりします。
一つ注意点は、ヤムは日本のサツマイモと別物だと思った方が良いです。何と言うか、水分量がかなり多い。
日本のサツマイモほど甘くもないので、想像した味とは異なります。個人的には、日本のサツマイモが好きです。
日本風のサツマイモをお探しの場合は、Trader Joe’sのMurasaki Potatoがオススメです。
アメリカで売られているサツマイモ(ヤム)に何度も騙されましたが、トレジョのサツマイモが一番日本の味に近いです!
デザートはパイ
サンクスギビングの定番デザートと言えば「パイ」です。
「ピーカンパイ」「パンプキンパイ」「アップルパイ」などが出されます。
友達の家では、親戚一同が集まるため、三種類すべて用意すると言ってました。もうケーキバイキング状態です。
サンクスギビング(感謝祭)の楽しみ方
サンクスギビングの楽しみ方は、食事以外にもあります。


楽しみ方① メイシーズサンクスギビングパレードを見る
メーシーズサンクスギビングパレードとは、アメリカの大手百貨店である「Macy’s(メイシーズ)」が、サンクスギビングに主催するパレードです。
1924年に始まり、ほぼ毎年開催されています。
巨大バルーンやフロート、ブロードウェイの劇団員、マーチングバンドによる行進など、約3時間に渡り行われます。
場所は、ニューヨークのマンハッタン。見学に訪れる観光客は350万人、全米でテレビ中継を見ている人は5,000万人と言われています。
まさに、アメリカサンクスギビングの風物詩とも言えます。
楽しみ方② ブラックフライデーセール
日本でもすっかりお馴染みになった「ブラックフライデーセール」や「サイバーマンデーセール」。
ですが、アメリカのショッピングは規模が違います。
アメリカ全土で経済が最も動く日とも言われており、ホリデーシーズンに向けてのショッピングや、大型家具家電などの買い替えをしたりします。
割引率も他の祝日に比べて高いです。
最近はネットショッピングが主流になっていますが、今でも目当ての実店舗に早朝から並ぶ人も少なくありません。
私が毎年買っているのは「ラルフローレン」です。セール品を含めて、店内すべて40%引きになり、かなりお買い得!
楽しみ方③ フットボールを見る
サンクスギビングデーには、フットボールの試合が行われます。
家族で集まり、ご馳走を食べながら、フットボールの試合を見るのが、アメリカンスタイル。
日本で言うと、紅白歌合戦の後、ゆく年くる年を見ながら、年越し蕎麦を食べる感覚でしょうか。
サンクスギビングデーのまとめ


駐在員としてアメリカに滞在しているわが家は、親戚などはいません。
家族4人で、朝から晩までゆっくり過ごす一日となっています。
そして、次の日はインターネットで、ポチポチショッピングをするのが定番です。
- 家族との時間
- 美味しいご馳走
- ブラックフライデーセール
わが家にとっては、この3つがサンクスギビングを表すキーワード。
皆さんも、毎日の生活に感謝しつつ、素敵なサンクスギビングをお過ごしください。
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