「海外赴任で持っていける荷物の量はどのくらいだろう?船便や航空便をどう使い分けたらいいのだろう?」
海外への引っ越しは、国内と違い、様々な制限があります。船便や航空便の使い分け、容量オーバーになったときの対処など、考えなくてはいけないことも多いです。
今回のブログ記事では、下見の流れ、航空便・船便・トランクルームなどに入れられる具体的な数値(容量)、海外引越しの注意点などをご紹介します。
海外引越しの参考になれば幸いです。
海外引越し下見の流れ

先日、海外引越しの業者さんが荷物の下見にやってきました。
(心の声: まだ、住まいも決まっていなければ、ビザの面接も終わっていない。この状況で引っ越し業者と打ち合わせと言われても…。)
夫の会社では、日本通運(日通)とクロネコヤマトの海外引越しのどちらかを安い方を使うことになっています。
ということで、2社が午前と午後に分けて、わが家へ。
夫からは何の前情報もなしに、下見に来ると告げられただけ。
軽く話をするだけだと思っていたら、2時間超えの長期戦。思った以上に時間がかかりました。
しかも、荷物の量の把握するため、家の隅々まで見られて、ちょっとした心労も…。クローゼットの中も細かくみられるので恥ずかしいです。
ホント、一仕事、終えた感じです。←まだ何も始まってない(笑)
① 海外引越しについて説明を受ける
まず、最初に海外引越しについて説明を受けます。
アメリカに荷物を送るには、いくつかの注意点があります。特に、9.11のテロ以降、規制が増えたので、パッキングの際には気を付けないといけません。
(以下は、2019年9月現在の情報です。)
■ 関税について
新品、購入後1年未満のものは、関税の対象になる可能性があります。
電化製品は、型番を記入する欄があり、販売日を元に算出されるらしいです。
新品を買う場合は、一つ前のモデルを買った方が安心ですよ、と言われました。
■ リチウム電池について
リチウム電池が入ったものは、航空便はNG。スマホ、デジカメ、一眼レフ、ノートパソコンなど、意外とリチウム電池が使われているものは多いです。
すぐに炊飯器を使いたい場合は、手荷物で運ぶしかなさそうです。
■ 食料品について
アメリカは、9.11のテロ以降、船便や航空便での食料の持ち込みもNGです。八丁味噌、丸大豆醤油など、ちょいちょいこだわりのものが多いわが家。
子供二人(特に次男くん)という大荷物がいる中、極力手荷物を減らしたいのに…。
■ 引っ越し業者によって違いあり
引越し業者によって、少し差異がありました。
日通では、マニュキュアや除光液は航空便・船便共にNGと言われましたが、ヤマトは船便ならOK。
業者によって、規定が違う品目もあるので、その都度確認した方が安心です。
② 荷物の選別

海外引越の下見では、自宅内の家財全体の把握、送り先や輸送方法ごとの荷物の量を確認します。これが本当に細かい。
「このツッパリ棒どうしますか?(わが家はやたらとツッパリ棒が多い)」とか「傘は何本入れますか?」など、アバウトに答えたら怒られそうな感じでした。
- 航空便
- 船便
- トランクルーム
- 実家
- 処分
この5つに分けて、家中のものに対してリストアップしていきます。
シンプルライフを心がけていたつもりでしたが、一つ一つモノの向き合うことで、まだまだ改善の余地があることを再認識。
③ 航空便・船便・トランクルームの容量チェック
荷物の選別後、営業さんが計算機を使って、細かく容量をチェック。
夫の会社では、以下の規定になっています。
航空便 | 60㎏(大サイズの箱3つ+小サイズの箱1つ) |
---|---|
船便 | 11㎥/390cft |
トランクルーム | 5㎥/176cft (150cm x 180cm x 180cm のスペース) |
実家 | 1箇所 無制限 |
航空便は重さ指定です。船便やトランクルームは大きさで割り当てられています。
cftなんて、まったくピンとこない単位。1㎥=35.3cftらしいのですが、さらにピンとこない…。分かりやすくいうと、1㎥の目安は、押し入れの1/4の程度。
わが家の場合…
- 船便 → 押し入れ二間分に荷物を収めれば余裕
- トランクルーム → 押し入れ一間とちょっと
って、これ狭すぎませんか?!
いやね、中身だけだったらともかく、収納家具やダイニングテーブル、大型家電も含めてこの大きさですよ。
もしも、冷蔵庫と洗濯機をトランクルームに残していこうと思ったら、他に何も入らない。
実際の荷物と比較して、細かく容量の計算をしてもらったところ…
- 船便 → 104cftオーバー。Mサイズ(52cm x 51cm x 40cm)のダンボール25個分。
- トランクルーム → 20cftオーバー
何かスゴイ量、減らさないといけないんですけど 😥
でも、ここでへこたれる訳でもなく、俄然やる気が!ドMか(笑)
引越しは、強制的にモノを減らす本当に良い機会。シンプルライフを目指す身としては、かなりのチャンスです。
これが数年前のモノに溢れた状態からのスタートだったら、アメリカ行くの辞めると言っていたかもしれません。
25箱でも35箱でもドーンと減らしてやろう!と意気込んでおります。
日本通運とクロネコヤマトの比較
最後に、引っ越しの下見に来てくれた大手二社(日本通運とクロネコヤマト)の比較をまとめておきます。
同じ海外引越しでも、業者によってサービスの違いがありました。
わが家の場合は、夫の会社に最終決定権がありますが、個人的には日本通運の方が良かったです。
日本通運(日通)の良かった点
日通の方が、下見の段階ではしっかりしているイメージでした。
事前にパンフレット一式が郵送されてきましたし、荷物の見積書もかなり詳しく書いていただけました。
この見積書を元に、荷物の量を調整するので、大事です。
「アメリカには、室内物干しを持っていった方がいいですよ。」とか「シューズラックがない家が多いですよ。」など、荷物を見ながら、細かいアドバイスもしてくれました。
日通では、リサイクル品目(冷蔵庫・洗濯機・クーラーなど)の処分を、輸送費&リサイクル料を支払うことで手配してくれると言っていました。
(パンフレットでは、転居に伴う不要品の引き取りはやっていないと書いてあるから、オフレコ?)
また、粗大ごみに関しては、玄関先まで運ぶ手伝いはしてくれるようです。マンションなど、大きな荷物は運べない場合にありがたいサービスです。
クロネコヤマトの良かった点
ヤマトは、短時間でテキパキと下見をしていきました。
営業に来られた方が、実際の作業もするため、具体的に何を減らせば容量内に収まるのかなど、教えてくれました。
ちなみに、会社規定のトランクルームの容量は、今まで引越しを担当した中でも、1、2位を争うほどの少なさだそう。この量じゃ、足りませんよね…と、言っていました。
また、配送方法によって引越しの日にちを分けることも可能だそうです。
船便の日と、航空便の日を分ければ、子供たちが学校に行っている間に片づけられそう。
ヤマトは不要品の処分は一切やっていないので、別途手配しておく必要がありそうです。
海外への引っ越しは片づけから始めよう

海外への引っ越しは、国内と比べ、容量の制限が厳しいです。
持っていけないもの、トランクルームに預けきれないものは、必然的に処分することになります。
赴任準備で忙しい中、片づけをするのは大変。ですが、モノと向き合う良い機会として、前向きに取り組んでいきたいと思います。
※ 当ブログ記事は2020年の投稿をリライトしています。
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