「本帰国後の転職が不安…。」
「ブランクありで再就職できるのだろうか…。」
「専業主婦から社会復帰できるだろうか…。」
海外生活という貴重な経験を得た一方、専業主婦期間のキャリアブランクが重く伸し掛かってくる駐在妻。
駐在帯同という人生の夏休みが終わったあとには、現実に戻って職探しをするという方はとても多いのではないでしょうか。
私も4年間の夫の海外赴任に同行し、戻ってきた元駐在妻の一人です。次男の出産を機に、会社員としてのキャリアは途絶えてしまったので、実に10年のブランクがありました。
さらに、本格的に就職活動をしようと思ったときは43歳。キャリアブランクに加えて年齢の壁もあるダブルパンチでした。
正直、40代の転職活動は簡単ではありません。書類選考もバンバン落ちます。ですが、世間で言われているほど悲観的になる必要はないと思いました。
今回のブログ記事では、会社員ブランク10年の40代主婦が正社員として採用された体験談をまとめます。
キャリアブランクが不安。転職活動が怖い。
そう考えている方に向けて、少しでも希望になれば幸いです。
中途採用・転職活動のリアル

転職活動を始めるときに気になるのが、「実際どれくらいの確率で通過できるのか?」という点ではないでしょうか。
転職活動は「数撃てば当たる」ではなく、戦略的にスケジュールを組み、1社ごとの選考に全力で臨むことが大切です。数値を知っておくことで、焦らず冷静に動けるはずです。
ここでは、大手エージェントから聞いたデータと、私自身の経験をもとにリアルな数字をご紹介します。
各ステップの通過目安
一般的に、中途採用の選考は以下のような通過率になることが多いそうです。
| 選考フェーズ | 通過率の目安 |
|---|---|
| 書類選考 | 約 10〜50 % 程度 |
| 1次面接 | 約 20〜40 % |
| 2次面接(中間面接) | 約 20〜50 % |
| 最終面接(内定) | 約 30〜50 % |
【 全体の流れで見た場合のイメージ例 】
もし「書類選考 → 1次 → 2次 → 最終」と 4 段階での選考がある場合、各段階で通過率が以下とすると内定率は…
- 書類選考:30 %
- 1次面接通過:30 %
- 2次面接通過:40 %
- 最終面接通過:50 %
この場合、内定率 = 0.30 × 0.30 × 0.40 × 0.50 = 0.018 = 1.8 %
つまり、100社に応募して内定は2社程度というイメージです。こうして見ると、各ステップを突破していく大変さが実感できますよね。
実際の数字
実際に私が受けた数と各選考フェースの通過数です。
| 選考フェーズ | 通過数 |
|---|---|
| エントリー数 | 35社(うち2社選考辞退) |
| 書類選考通過 | 33社 → 7社(うち2社選考辞退) |
| 1次面接通過 | 5社 → 3社 |
| 最終面接(内定) | 3社 → 3社 (うち2社内定辞退) |
年齢やブランクの影響で、書類選考率は低めですが、最終的には3社から内定をいただくことができました。
転職活動の期間
私の場合、海外赴任の帯同から戻り、すぐに派遣として働き始めました。このときは、扶養内のパート勤務ということもあり、トントン拍子に仕事が決まりました。
本帰国後の子どものケアなどもあったので、まずは短時間で社会復帰できたことはとてもよかったと思います。
▼ その時の様子はこちら。

ただ、子どもの教育費、将来のマイホーム購入など、パートのお給料だけでは心もとない。40代という年齢もあり、正社員への転職を決意します。
派遣の契約更新が3か月ごとにあったため、そこを一区切りに転職活動のスケジュールを組みました。
最初の転職活動(7月末の契約更新)は、6月スタート。ギリギリ過ぎて、うまくいかなかったので、そのまま派遣を更新。
次の転職活動(10月末の契約更新)は、少し早めの8月下旬にスタートし、内定は9月上旬に2社、9月中旬に1社出ました。
- 各エージェントに登録
- エントリー(10社)→ 一次面接(2社)→ 全て不採用
- 派遣の契約を10月末まで更新
- 8月下旬よりエントリー(25社)
- 一次面接(3社)→ 最終面接(3社) → 内定(3社)
- 派遣の契約を10月末で終了を伝える
書類通過率を上げる方法

転職活動を始めた頃、私は笑えるほど書類選考に通りませんでした。お祈りメールが連続し、「これは無理かも…」と落ち込む日々。
しかし、次のことを意識して改善した結果、面接に呼んでいただく頻度が格段に上がりました。
履歴書・職務経歴書をチェックしてもらう
まずは書類自体をブラッシュアップ。キャリアアドバイザーに添削してもらうと、自分では気づかない弱点を指摘してくれます。
- エージェントは基本無料で相談可能
- 対面ならハローワークでもOK
外資系やグローバル企業を狙う場合は、英語レジュメも準備しておくと差別化になります。私はCanvaのテンプレートをアレンジして作成しました。
得意分野の資格取得
資格は即効性はないものの、応募時に専門性の裏付けとして強力な武器になります。
私の場合、TOEICを10年以上前に受験していたため、転職活動を始めるタイミングで再受験しました。最新のスコアは、学習意欲の証明として面接でもプラス評価につながりやすく、自己アピールにも使えました。
自分に合ったエージェントを使う
自分に合ったエージェントを使うことも大事です。
大手エージェントの場合は、社内選考というものがあります。実際の企業に応募書類を送る前に、エージェント内で選別し、それに通過した候補者だけが、企業の選考に進むことができます。
社内選考の基準としては、年齢、業務の経験年数や専門性、ブランク期間などを見られることが多いようです。
つまり、私のように、転職回数多めで、専門性が少なく、子育てなどでブランクがある主婦は、書類の通過率が限りなく低くなります。
実際のところ、大手エージェントを通して面接までいけたのはわずか1社のみでした。
大企業で長く勤められ管理職経験がある方、専門性が高く一貫した業務経験がある方、大手エージェントの書類通過はしやすいと考えられます。
【 大手エージェント 】
- リクルートエージェント
- doda
- BizReach
【 外資系に強いエージェント 】
- JAC Recruitment
- En World
- Michael Page
派遣会社の正社員紹介は意外と穴場
派遣会社では、紹介予定派遣(最初は派遣として勤務し、一定期間を経て社員登用につながる勤務体系)や正社員の紹介もあります。
私自身も派遣会社を通じて正社員の求人に応募し、2社で書類選考を通過し面接へ進むことができました。
また、派遣会社が独自に抱えている求人案件もあり、特に事務職を希望される方にとっては意外なチャンスが見つかることもあります。
転職活動の選択肢の一つとして、検討してみる価値は十分にあると思います。
【 正社員応募ができる派遣会社 】
- テンプスタッフ
- アデコ
- マンパワー
直接応募する
個人的に効果があったのは、直接応募です。私のような職務経歴の場合、エージェントを通すと、スタートラインにも立たせてもらえません。
エージェントを通さず、企業に直にアプローチした方がまだ可能性があると考えました。
その読みは当たり、今回、直接応募をした4社のうち2社、書類通過しました。
【 直接応募ができる媒体 】
- doda(一部)
- リクナビNEXT
- 女の転職type
- indeed
- ハローワーク
dodaではエージェントと直接応募2つのルートがあります。オレンジ色のボタンはエージェント経由、青色のボタンは直接応募です。
面接から内定までの戦略

書類選考が通ったら、次は面接です。
面接は慣れの部分もありますので、できれば本命前に数回別の企業で練習できるようにスケジュールを組むと良いでしょう。
面接の流れを把握しておく
「緊張して自己アピールができなかった…」という経験をお持ちの方は少なくありません。面接は限られた時間で自分を伝える場だからこそ、事前の準備が大切になります。
大まかな流れを理解し、想定される質問や話したい内容を整理しておくことで、落ち着いて受け答えができ、自分の強みをしっかりアピールできるようになります。
一般的な中途採用面接の流れは、次のような形が多いです。
入室
- 面接官から呼ばれ、挨拶・着席
- 軽いアイスブレイク(天候や移動についての会話など)
職務経歴・スキルを踏まえた自己紹介
- 職務経歴書に基づき、これまでの仕事内容や役割を説明
- 成果・実績(数字やエピソードを交えて)を深掘り
- 保有スキルや資格について確認
志望動機・転職理由
- なぜその会社を志望したのか(なぜその業界なのか、なぜその職種なのか、なぜその会社なのかを答えらるようにしておく)
- 転職理由・退職理由(前職の不満を言い過ぎないよう注意)
適性・人物面の確認
- チームでの役割や人間関係の築き方
- 強み・弱み
- 仕事の進め方、価値観の確認
- 将来的なキャリアビジョン
逆質問
- 応募者から面接官へ質問(会社の方針、職場環境、キャリアパスなど)
- 「特にありません」と答えるより、事前に1~2問は準備しておくのが望ましい
退室
- 面接官から最後の確認(入社可能時期・希望年収などが聞かれる場合も)
- お礼を述べて退室
ポイント
- 一次面接:人事や現場マネージャー → 経歴・スキル中心
- 二次・最終面接:部長・役員 → 人物面や会社とのマッチング、将来性を重視
- 所要時間は 30~60分程度 が一般的
条件面ばかり質問しすぎないようにする
逆質問では「リモートワークはできますか?」「有給休暇はいつから取れますか?」「年収の交渉は可能ですか?」といった 条件面の質問 をしたくなるかもしれません。
もちろん大切なポイントではありますが、面接の場で条件ばかりを前面に出してしまうと、採用担当者に「この人は仕事内容より待遇しか気にしていないのかな?」という印象を与えてしまうリスクがあります。
面接官が一番知りたいのは、業務内容やチームにどのくらいフィットするか です。条件交渉は最終段階でも可能なケースが多いため、面接序盤ではあまり強調しないほうが安心です。
とはいえ、働き方や制度が自分に合うかを確認することも大切です。その場合は、質問の仕方を少し工夫すると良いでしょう。
- 「御社では子育てや介護を理由にリモートワークを利用されている方はいらっしゃいますか?」
- 「チーム内ではどのように有給休暇を取得されることが多いですか?」
といったように、「制度があるかどうか」ではなく「実際にどのように活用されているか」を尋ねることで、前向きかつ自然に情報を得られます。
Chat GPTで原稿を作っておく
面接準備では「何をどう伝えるか」を整理しておくことが大切です。しかし、自分ひとりで原稿を作るのは意外と時間がかかります。
そのようなときは、 ChatGPTを活用するのもおすすめ です。たとえば、面接の一般的な流れを伝えれば、それに沿って自己紹介や志望動機、逆質問の原稿を自動で作ってくれます。
もちろん、そのまま丸暗記するのではなく、自分の経験やエピソードに置き換えて調整することが大切です。あくまで「叩き台」として活用すれば、効率よく面接準備を進めることができます。
ブランクありでも転職は成功する

ブランクがあっても転職は十分に成功できます。
私自身、海外での4年間の経験は家族にとってかけがえのない財産となり、人生をより豊かにしてくれました。
確かに、40代・子育て中・会社員ブランク10年という状況での転職活動は簡単ではありません。求人の選択肢は限られますが、決して不可能ではありません。
もしあなたに海外で暮らすチャンスがあるなら、思い切って挑戦してみるのも良い選択だと思います。キャリアにブランクはできても、そこで得られる経験や視野の広がりは、転職活動やその後のキャリアにも必ず活きてきます。
ブランクを恐れるより、今しかできない経験を大切に。海外生活を通して得た学びや強みは、必ずあなたの未来につながっていきます。どうか自信を持って、その時間を存分に楽しんでくださいね。
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