1872年に世界で初めて国立公園に指定され、1978年に世界遺産に登録されたイエローストーン国立公園。
大自然を楽しむため、アメリカ全土および世界各国から、多くの観光客が訪れています。
先日、わが家もついに、イエローストーン国立公園へ行くことができました。実際に行ってみて、その人気の理由に納得。
イエローストーンについてリサーチをすると、
「地球が生きていることを感じられる。」
というフレーズをよく目にしました。まさにその通りでした。
空高く噴出する間欠泉、鮮やかな七色の熱水泉、カラフルな石灰の棚田、そこに集まる動物たち。本当に、エネルギーに満ち溢れている。
多様な魅力がある、本当に素敵な素敵な国立公園でした。私の中で、文句なしの国立公園歴代NO.1✨
今回のブログ記事では、イエローストーン国立公園の完全攻略ガイドをまとめました。
\ 旅を通じて子どもの英語力を伸ばす /
イエローストーン観光のモデルコース
実際に観光したコースを改善して、モデルコースとして紹介します。
かなり効率的に周遊できるプランになっていると思います😉
前日はグランドティトン国立公園のロッジに宿泊していたため、10時頃にイエローストーン国立公園に入りました。
パークサインの前で記念撮影
グランドティトン国立公園を出てすぐ、南口ゲートのすぐそばにパークサインがあります。
車をとめるスペースもあり、分かりやすい場所です。
オールドフェイスフル・ビジターセンター
一日目は、ガイザーカントリーを中心に、まわりました。
オールドフェイスフル・ビジターセンターで情報収集。子供たちは、ここで「ジュニアレンジャー」の冊子をもらいました。
【 ジュニアレンジャーとは? 】
ジュニアレンジャーとは、5~12歳の子どもたち向けに、National Park Service(NPS)が運営しているプログラム。
Explore・Learn・Protect(探索・学習・保護)をテーマに、アクティビティをと通して、国立公園や史跡について学べるようになっています。
レンジャーから冊子をもらい、アクティビティを終えることでバッジをゲット✨
基本的に参加費は無料です。実施している施設はこちらで確認できます。
メインのオールドフェイスフルガイザーは、約90分おきに噴出。
タイミングが合わなかったため、先にグランド・プリズマティック・スプリングに行くことにしました。
フェアリーフォールトレイル
グランド・プリズマティック・スプリングは、あまりにも大きい熱水泉のため、近くからは全貌が見られません。
全体が見渡すためには、Fairy Fall Trail(フェアリーフォールトレイル)の展望台に上ります。トレイルヘッドに、駐車場あり。
フェアリーフォールトレイルは、2.5マイルマイルですが、グランド・プリズマティック・スプリングが見られる展望台までは約0.8マイル(1.3キロ)です。
見晴らしが良いところに上がるため、もれなく坂道。トレイル自体の難易度は簡単で、お散歩コースの部類です。
展望台までなら、1時間もあれば、往復できると思います。(ベビーカーは不可。)
展望台の絶景!そうそう、これが見たかったの。
私たちが行ったのは午前中だったので、少し蒸気が残っているけど、十分キレイ。
グランド・プリズマティック・スプリング(ミッドガイザーベイスン)
グランド・プリズマティック・スプリングは、ミッドガイザーベイスンにあります。
Grand Prismatic Spring Parking Lotを利用。ここは、難易度高めの駐車場。
まだ気温が低い午前中の時間帯でさえ、混み合っていました。しばらく待っていたら空きは出ましたが、こういうときって、どう攻め込んで良いのか…。私は苦手。
ミッドウェイガイザーベイスンでは、ぐるっと一周できる遊歩道があり、グランド・プリズマティック・スプリングの他、エクセルシオール・ガイザー、ターコイズプール、オパールプールなどが近くで見られます。
メインのグランド・プリスマティック・スプリングはと言うと…
蒸気モンモン、近すぎて、よく分からず(笑)
迫力は伝わりますが、やっぱりフェアリーフォールトレイルで、全体を見る方が満足度は高いと思います。
イエローストーンには、様々な色の温泉が存在します。温泉の色は、水温と密接な関係があるらしい。
高温の温泉は、バクテリアなど生物が繁殖できないため、空の青がそのまま映るみたい。
温度が下がると、藻やバクテリアが繁殖します。酸性は緑の藻、そうでない場合は黄色の藻が発生します。
オールドフェイスフルガイザー
イエローストーンと言えば、オールドフェイスフルガイザーという間欠泉がとても有名。間欠泉噴出ショー!
イエローストーンに来たからには、外せない観光スポットです。
オールドフェイスフルビジターセンターのすぐ裏にあり、オールドフェイスフルガイザーを中心に、ベンチも用意されています。
次の噴出予定時刻まで、少し時間があったため、オールドフェイスフルスノーロッジのジェネラルストアへ。
お土産を見て、軽食を購入。(国立公園内は、本当に食事が高い。コストコレベルのホットドッグが8ドル💦)
お昼ご飯を食べながら、待機。
最初はチョロチョロ出始めて、徐々に天に上るくらいの量が噴出しています。
子供たちがレンジャーに聞いた話によると、間欠泉の噴出口は、手首くらいの大きさしかないとのこと。
この小さい穴から、地熱で温められた大量の水が一気に放出されることで、30~50mの高さになるそうです。
モーニンググローリートレイル(アッパーガイザーベイスン)
間欠泉ショーを楽しんだあとは、トレイルを歩くことに。
わが家は、約2.2キロ離れたモーニンググローリープールを目的地に設定。
のんびり歩いて、全部で2時間くらいかかりました。
アッパーガイザーベイスンには、すごい数の間欠泉や温泉があるので、トレイルマップを見ながら歩くと分かりやすいです。
トレイルマップは、ビジターセンターなどで購入(1ドルの寄付)できます。
今回は、長男くんにマップを渡してナビゲーターをお願いしました。(←旅育なので、役割をお願いすることも大事。)
ガイドブックで紹介されているモノ以外で、わが家でお気に入りの間欠泉や温泉をいくつか紹介します。
Depression Geyser=悲しみの間欠泉。透き通るようなブルーで、深さを感じられるガイザー。
ジャグジースパみたいな雰囲気のガイザー。
入りたくなるけど、イエローストーンの温泉や間欠泉は、場所によっては100℃近くになります。
酸性で人を溶かしてしまう事故も起きています。小さいお子さんと行く場合は、くれぐれも目を離さないようにしてくださいね。
全くノープランで行ったものの、タイミングよく、リバーサイドガイザーの噴出時間でした。迫力満点!
モーニンググローリーは、美しいグラデーションの温泉。
テーマ曲は、もちろんオアシス。誰か分かる人いる?(笑)
モーニンググローリー=朝顔だと思っていたけど、裏の意味もあるようです。(ここでは、あえて書きませんので、ググってください。)
このモーニンググローリーは、朝顔を模してつけられた名前だと思います。
キレイな真っ青の部分は、バクテリアが住めないほど高温。
コインやゴミを投げる観光客のせいで、発見当初より、バクテリアが棲む周囲の黄色い部分が増えているそうです。
いつの日にか、このキレイな青色が見られなくなってしまうかもしれません。本当に、国立公園は観光客のマナーが問われます。
【その他】ガイザーカントリーの見どころ
エメラルドプールがあるブラック・サンドベイスン、サファイヤプールやミスティック滝があるビスケット・ベイスンなどの観光スポットも人気です。
わが家は、間欠泉や温泉は、もうお腹いっぱいだったので、ホテルやギフトショップの散策をしました。
オールド・フェイスフル・イン
オールドフェイスフルインは、イエローストーンの象徴的な存在。1904年に完成した世界最大のログキャビン。
国の歴史的建造物にも指定されています。
宿泊しない人でも、中に入って自由に見学できます。
階段を使って上にあがると、1階のロビーよりも、混雑していない。のんびりとコーヒータイムを楽しんでいる方もいました。
ホテルの部屋は中央のロビー部分から直結しています。
イエローストーンの宿泊先を探しているとき、オールドフェイスフルイン、イマイチという口コミが多かったんですよね。施設設備の割に値段が高いと。
でも、この重厚な作りと雰囲気は、値段が許せば、宿泊する価値ありだと思います。
ちなみに、わが家は予算の関係上、少し安いオールドフェイスフルスノーロッジに泊まりました。
イエローストーン一日目はここで終了。
ファウンテン・フラット・ドライブ
イエローストーン観光二日目は、グランドループロードを北上。
途中、ファウンテン・フラット・ドライブの入口で、たまたまバイソンの群れに遭遇。30~40頭くらいの集団。
何か、目が合った気がする…。あまり近づきすぎないように、こっそり写真だけ撮らせていただきました。
イエローストーン国立公園は、北米で最も多く、身近に野生動物を見られる場所と言われています。
ただし、お互いの安全性を保つため、オオカミやクマは100ヤード(91m)、他の動物は25ヤード(23m)以上距離を保たないといけないルールがあります。
ノリス・ガイザー・ベイスン
ノリス・ガイザー・ベイスンは、イエローストーンの中で、最も活動的な温泉域。
今でも、新しい間欠泉が発見されたり、地震が頻発している場所です。
キレイなエメラルドグリーンの温泉。
世界最大の間欠泉と言われるスチームボートガイザー。
スチームボートガイザーは気まぐれなようで、50年間まったく噴出しない時期もあれば、数日おきに急に大噴出を繰り返す時期もあるみたいです。
今、噴出したらどうしよう…と、ややビビりながら観光してきました。
この奥にもトレイルは続きますが、わが家はスチームボートガイザーを見て引き返してきました。
マンモス・ローワーテラス・トレイル
テラスマウンテンには、舗装されたトレイルがあります。トレイルヘッドに、マップが置いてあったので購入。(1ドルの寄付)
1周2.8キロ、約1時間ほどで回れます。
テラスマウンテンの入口にあるリバティキャップ。
以前は、温泉が湧き出ていたが、噴出口が沈殿物で塞がれてしまったそうです。
温泉に含まれる石灰が蓄積された棚田。(←田ではない…?)
マンモススプリングでは、今も温泉が湧き出ており、毎日2トンもの石灰が運び上げられています。
そのため、1週間もたてば、形が変わってしまうそうです。
となると、この光景はもう二度と見られない。
何だかすごく神秘的な気持ちになりますよね。
ミネルバテラスも、マンモス・ホットスプリングの中で人気のスポットです。
マンモス・アッパーテラス
テラスマウンテンの裏側に、車でドライブできるルートもあります。
トレイルを歩きたくない向けに、テラスマウンテンを一望できる展望台あり。
興味深かったのは、エンジェルテラス。どこかの惑星に不時着したみたいでした。
マンモス・アルブライトビジターセンター
マンモス・ホットスプリングエリアには、レストラン・ホテル・ビジターセンター・ジェネラルストアなどが揃っています。
通常は、冬期もオープンしているビレッジです。
私たちが行ったときは、まだ洪水の影響か、レストランやホテルは休業していました。
旅の計画では、マンモスビレッジで昼食をとる予定でした。(ここは、完全に私のリサーチ不足。)
ジェネラルストアは辛うじてオープンしてましたが、食料品は品薄状態。
まともなご飯がほとんどなく、持参したパンやチップスで、その場を耐えしのぎました。
ビジターセンターでジュニアレンジャーのアクティビティを提出。
イエローストーンでは、冊子に3ドルを払ったので、別にワッペンも貰えるはずだったのに、こちらもまさかの品切れ。
お腹が空いているのに加えて、子供たちのテンションダダ下がり。
ペトリファイドツリー(珪化木)
アリゾナ化石の森国立公園で有名な珪化木(けいかぼく)。
立ったまま石化している珍しい木がイエローストーン公立公園にあると聞いて、行ってみました。
何だか御神木みたい。
完全にマイナースポットかと思いきや、予想以上に観光客が来ていました。
もしかすると、穴場のパワースポットなのかも。
▼ 化石の森公園についてはこちら。
タワー滝
タワー滝に立ち寄り。
駐車場から近く、舗装されている道を歩くだけなので、小さいお子さん連れでも観光しやすいスポットです。
シーズン中は、ジェネラルストアもオープンしています。
【その他】ルーズベルトカントリーの見どころ
ルーズベルトカントリーは、ラマーバレーがあります。わが家が行ったときは通行止めで行けず…。
ラマーバレーは、野生動物がたくさん見られる谷。オオカミの目撃情報も多い。
サウスリム・アーティストポイント(ロウアー滝)
イエローストーン国立公園の名前の由来は、イエローストーン大渓谷(Grand Canyon of the Yellowstone)です。
見てもらうと分かるように、渓谷は黄色い絶壁をしています。
鉄の化合物を含む岩が、黄色く変色し、熱水と蒸気により侵食され、作り上げられたと言われています。
川を挟んで、サウスリムとノースリムに分かれます。(グランドキャニオン国立公園と同じ。)
わが家は、まずサウスリムのアーティストポイントに行ってきました。ここからは、落差94mのロウアー滝が見られます。
最初に行っちゃったけど、ここが一番よかった。夕日もキレイに見えそうな場所だったので、時間があえばぜひ!
ブリンク・オブ・アッパーフォールズ
イエローストーンのキャニオンには、滝が二つあります。ロウアー滝を見たので、次はアッパー滝へ。
ブリンクオブアッパーフォールズは、ノースリム側になります。舗装されたトレイルを少し下ると…
アッパー滝を間近から見ることができます。かなり近いです。
落ちたら怖い。いや、落ちなくても怖い。
ルックアウトポイント(ロウアー滝)
ノースリムには、一方通行のドライブルート(ノースリムドライブ)があります。
ルックアウトポイントでは、ロウアー滝が見られます。サウスリムのアーティストポイントよりも近い。
インスピレーショポイント
インスピレーションポイントまでくると、かなり滝が小さい。
ここは、滝を見ると言うよりも、渓谷全体を見渡すといったスポット。確かに、イエローストーンの岩肌がしっかりと見えます。
インスピレーションポイントが、ノースリムドライブの終点。そのまま道なりに進むと、キャニオンビレッジに出ます。
イエローストーン2日目終了。この日は、キャニオンビレッジのキャニオンロッジに宿泊しました。
キャニオンカントリーには、いくつかトレイルコースがあります。
- ブリンク・オブ・ロウアーフォール
- レッドロック・ポイント
- サウスリム・トレイル
- ノースリム・トレイル など
わが家は、時間も限られており、天気もイマイチだったので、駐車場からすぐに行けるところだけにしました。
ヘイデンバレー
キャニオンとレイクに間に広がるヘイデンバレー。
ところどころに、展望台があり、動物たちの観察ができるようになっています。
一日中、双眼鏡を覗いている人も珍しくないようです。
マッドボルケーノ
地獄絵図のようなマッドボルケーノ(泥の火山)。泥沼からポコポコと泡が沸騰しています。
イエローストーンの中でも、テイストがちょっと違う場所でした。
そして、とにかく硫黄のニオイがキツイ。
本当にニオイが残っていたのか、鼻がおかしくなったのか、しばらく車内に硫黄が漂っていました。
レイクビレッジ・グラントビジターセンター
計画では、ウエストサムガイザーベイスンに行く予定でした。
湖沿いのトレイルがとても気持ちが良いと評判がよかったので、ぜひ訪れたい観光スポットでしたが、天気と時間の都合上、カット。(小雨が降ってきてしまった…。)
代わりに、グラントビジターセンターに立ち寄り、裏から見える湖畔を見てきました。
イエローストーンレイク周辺はあまり観光できず、残念な気持ちを胸に、イエローストーン国立公園をあとにしました。
考え始めたらきりがないけど、欲を言えば、もう一泊あればよかった。
その後、ソルトレイクシティに向かいました。
イエローストーン国立公園に行く前に知りたいこと
イエローストーン国立公園に行く前にぜひチェックしてほしい情報です。
イエローストーン国立公園の場所
イエローストーン国立公園は、ロッキー山脈の中央部に位置し、大部分がワイオミング州にあります。
主要部からイエローストーン国立公園へのアクセスは以下の通りです。
- ウエストイエローストーン空港:車で約10分(西口ゲート)
- ジャクソンホール空港:車で約1時間30分(南口ゲート)
- ボーズマン・イエローストーン国際空港:車で約1時間40分(北口ゲート)
- ソルトレイクシティ:車で約5時間(西口ゲート)
- グランドティトン国立公園:車で約10分(南口ゲート)
イエローストーン国立公園へのアプローチ方法はいくつかあります。
飛行機で最寄りまで行く場合は、ウエストイエローストーン空港、ジャクソンホール空港、ボーズマン・イエローストーン国際空港がゲートタウンになります。
最も便利なのは、ウエストイエローストーン空港(WYS)を利用する便。運行期間は夏季のみです。
グランドティトン国立公園との周遊を考えているなら、ジャクソンホール空港が使いやすい。
いずれも、日本からの直行便はありません。
経由するなら、テキサス州のダラス・フォートワース国際空港からジャクソンホール空港に直行便が出ています。
南カリフォルニアに住むわが家は、ソルトレイクシティまで飛行機を利用し、その後はレンタカーで北上しました。
わが家がイエローストーンを訪れたときは、既にオフシーズンで、ウエスト・イエローストーン空港便はありませんでした。
なぜ、ジャクソンホール空港まで飛ばなかったかと言うと、単純に価格が高すぎたから。
4人家族でプラス800ドルくらいだったので、費用帯効果を考えて、陸路で移動しました。
イエローストーン国立公園の料金
- 車:$35/台
- バイク:$30/台
- その他(歩きなど):$20/人
国立公園の年間パス(National Park Annual Pass)は$80です。
年3~4箇所回る予定があるのであれば、購入した方がお得になります。(入園料金は、パークによって異なります。)
アメリカ在住の小学4年生は、年間パスポートが無料になります。
車1台分対象。Every Kid Outdoorsサイトに行き、ホームページから用紙をプリントし、ビジターセンターに行けば、年間パスポートと交換してもらえます。
イエローストーン国立公園のベストシーズン
イエローストーンのベストシーズンは6月~8月。
イエローストーンは、年中オープンしている国立公園です。
しかし、11月頃から5月のメモリアルデー付近まで、雪のため一部の道路は閉鎖されます。ホテルロッジやビジターセンターも、一部除いて営業していません。
わが家は、9月末の秋休みシーズンに行きました。
この時期は、混雑がほとんどなかったので、穴場のシーズンだたように思えます。紅葉もキレイ。
難点としては、すでに気温が一桁だったため、厚手のジャケットを持っていく必要があったこと。
雪だるまが作れるレベルで、夜間に雪が降りました。
イエローストーン観光の所要時間
一般的に、イエローストーン国立公園の観光に必要な日数は、2泊3日以上とされています。
わが家は、グランドティトン国立公園に1泊、イエローストーン国立公園に2泊、ソルトレイクシティに1泊。合計で4泊5日の旅でした。
イエローストーン国立公園内に宿泊し、2泊3日で主要な観光スポットは回れました。(もちろん、全ては制覇できませんが。)
もし、日数が取れない場合は、無理して全体を回るのではなく、観光スポットを絞った方が賢明だと思います。
イエローストーン国立公園内の移動手段
イエローストーンは、マイカーやレンタカーなど車で移動する人が圧倒的に多いです。
後悔しない!イエローストーン旅行計画のコツ
イエローストーン国立公園の面積は約9,000㎦。四国の約半分くらいと、すごく広いです!!
観光の拠点となるビレッジ(宿泊施設・レストランなど)間は、20マイル前後離れています。
ノープランで観光に行くと、十分に周遊できず、残念な思いをすることになるので、しっかりとプランを立てていくことをオススメします。
トイレ休憩や食事ができる場所も少ないので、事前のルートプランが旅行成功のカギになります。
ここでは、イエローストーン旅行計画のコツをお伝えします。
効率的なルートを考えて無駄を省く
イエローストーン国立公園は、8の字ループの周遊道路があります。
北半分をアッパーループ、南半分をロウアーループ、全体をグランドループと呼んでいます。
【 各ループの距離 】
- アッパーループ:70マイル(113キロ)
- ロウアーループ:90マイル(153キロ)
- グランドループ:141マイル(227キロ)
さらに、イエローストーン国立公園は、5つの地域(カントリー)に分かれています。
【 5つの地域 】
- ガイザーカントリー:公園南西部。オールドフェイスフルをはじめ、多くの間欠泉があるエリア。
- マンモスカントリー:公園北西部。石灰岩で作られて棚田「テラス・マウンテン」があるエリア。
- ルーズベルトカントリー:公園北東部。ラマーバレーで動物観察をするのに最適なエリア。
- キャニオンカントリー:公園東部。イエローストーン大渓谷が見られるエリア。
- レイクカントリー:公園南東部。イエローストーンレイクを中心としたエリア。
周遊ルートを決める際は、各地域で何を見たいかプランニングすると良いです。
十分に時間が取れない場合は、ガイザーカントリーとキャニオンカントリーがオススメです。
オフラインマップをダウンロードしておく
イエローストーン国立公園は、ほぼ電波が通っていません。
Verizonの夫はまだマシで、T-mobile系の格安スマホプランの私はずっと圏外でした。
広大な国立公園を無駄なく周遊するために、ナビは必須なので、オフラインマップをダウンロードしましょう。
グーグルマップは、指定した場所を事前にダウンロードしておくことで、オフライン使用ができます。
スマホでGoogleマップアプリを開く。
インターネットに接続されており、シークレットモードを使用されていないことを確認。
例:イエローストーン(Yellowstone National Park)
ダウンロードしておけば、電波のない場所でもナビ機能が使えます。
グーグルマップに、観光地やレストランなども、お気に入り登録しておくと、さらにスムーズに動くことができますよ。
アメリカでは、基本的にスマホのマップ機能をカーナビとして使います。
レンタカーでも、Bluetoothで繋げることがほとんどですが、うまく繋がらないこともあるので、ケーブルを持っていくと安心です。(充電ケーブルでもOKです。)
また、国立公園の公式アプリも便利です。
こちらも事前にダウンロードしておくことで、電波が通っていない状態でも情報の確認ができます。
熱水泉(温泉)を見に行く時間帯に注意する
イエローストーン国立公園で最も有名な温泉といえば、グランド・プラズマティック・スプリングですよね。
七色に輝く美しい熱水泉で、旅行ガイドブックの表紙などでも目にした人も多いのではないでしょうか。
イエローストーンには、グランド・プラズマティック・スプリング以外にも数々の温泉がありますが、時間帯によっては、蒸気で何も見えないこともあります。
そのため、外気温との差が少ない時間帯(お昼~夕方頃)が一番キレイに見えると言われています。
ただし、人気の時間帯は駐車場が混雑します。
グランド・プラズマティック・スプリングがあるミッドウェイ・ガイザー・ベイスンは、人気スポットの割に駐車場が小さい。
駐車できるまで、長蛇の列ができていることもあります。
駐車場に入れない場合は、路肩に止めることもできますが、どちらにせよ、人気の時間帯は待ち時間が発生します。
旅のプランを立てる際は、渋滞を回避して午前中に行くのか、キレイに見える時間帯に行くのか、慎重に考えて計画してくださいね。
ある程度の食料を持参する
イエローストーンだけでなく、国立公園はレストラン数が少ないです。
予約が必要だったり、長い待ち時間が発生したりと、食事難民になってしまう可能性があります。
大人はともなく、子供は何時間も我慢できないので、すぐに食べられるものを持参した方が安心。
グラノーラバーやクラッカーは必需アイテム。ペットボトルの水もトランクに積んでおいた方が良い◎
このクオリティでこの値段?という食事内容も多いので、わが家はカップラーメンの日も作っています。(ポータブルケトルは必須。)
子供たちは普段あまり食べさせてもらえないカップラーメンがご馳走になるらしく、喜んでます(笑)
私の子育てで成功したことと言えば、何でも食べる子の育てたことかな。アメリカ人のPicky Eaterの子とか、わが家じゃありえないからね。
イエローストーン国立公園の宿泊施設(ホテル&ロッジ)
イエローストーンは、一日で周遊できる大きさではないため、宿泊が必要です。選択肢はこの3つ。
- 公園内の宿泊施設
- 公園内のキャンプグラウンド
- 公園外の宿泊施設
予算や条件に応じて、比較してみてください。
公園内の宿泊施設
時間と労力の無駄を減らしたい方は、公園内の宿泊施設へ。
イエローストーン国立公園内の宿泊施設は、全部で9か所。
【国立公園の宿泊施設】
- オールドフェイスフルイン
- オールドフェイスフルロッジキャビン
- オールドフェイスフルスノーロッジ&キャビン
- マンモスホットスプリングホテル&キャビン
- ルーズベルトロッジキャビン
- キャニオンロッジ&キャビン
- レイクホテル&キャビン
- レイクロック
- グラントビレッジ
イエローストーン国立公園の入園者数のほとんどは、夏季シーズンに訪れています。
次の6~8月(ピークシーズン)に行く予定であれば、今すぐ予約しましょう。
1年前から宿を抑えているという人も少なくありません。
また、ホテルを予約する前に、大体のルートも決めておいた方が良いです。
イエローストーンは四国半分くらいの広さがあります。
適当に宿泊先を決めてしまうと、移動に時間をとられて、十分に観光ができなくなってしまうかもしれません。
予約は公式サイトの他、空きがある場合に、Hotels.comなど民間のサイトでも行えます。
キャンプグラウンド
予算を抑えたい方は、大自然の中、キャンプ場に泊まる選択肢もあります。
いずれも30ドル前後で泊まれます。キャンプ場は園内に12カ所。
【国立公園のキャンプグラウンド】
- ブリッジベイ
- キャニオン
- フィッシングブリッジRVパーク
- グラントビレッジ
- マディソン
- インディアンクリーク
- ルイスレーク
- マンモス
- ノリス
- ぺブルクリーク
- スラウクリーク
- タワーフォール
予約は公式サイトから。
園外の宿泊施設
既に園内の宿泊施設がいっぱい、キャンプはしたくない方は、園外のウエストイエローストーンかガーディナーを利用することになると思います。
ウエストイエローストーンは、公園西口から車で5分ほど。ガーディナーは北口から5分ほど。
国立公園内に比べて、レストランなど食事をするところの選択肢が多いのが嬉しい。←こういっちゃなんですが、イエローストーン国立公園内のレストラン、残念な感じでした。
ファーストフード系なんか、園外の倍くらいするし、味もイマイチ。
食事重視の人は、むしろ1泊くらいは園外に泊まった方が良いと思う。
口コミが良いホテルは以下の通りです。
【ウエストイエローストーンのホテル】
【ガーディナーのホテル】
イエローストーンの大自然を家族で楽しもう
イエローストーン国立公園は、「地球は生きている」と、心底感じられる場所でした。
文化も言葉も違うアメリカ生活。辛いこともたくさんあるけど、イエローストーン来られて、全てが吹っ飛んだ。しばらくは、この余韻に浸りながら、心暖かに過ごそうと思います。
かなり長い旅行記(またしても1万字越え)になってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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