グランドサークル周遊旅行の中で、アーチーズ国立公園と合わせて訪れることが多いキャニオンランズ国立公園。
Island in the Sky(アイランド・イン・ザ・スカイ)、The Needles(ザ・ニードルズ)、The Maze(ザ・メイズ)の3つのエリアに分かれています。
公園内には、コロラドリバーとグリーンリバーが流れており、2つの川によって分断する渓谷(キャニオン)が名前の由来になっています。
この渓谷に挟まれ、各エリアの移動は車で2~3時間かかってしまうため、慎重に観光プランを立てる必要があります。
今回のブログ記事は、キャニオンランズ国立公園のアイランド・イン・ザ・スカイとザ・ニードルズ、加えてDead Horse Point State Park(デッドホースポイント州立公園)に行ってきたときの様子をまとめました。
旅行を計画している方の参考になれば幸いです。
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キャニオンランズ国立公園の基本情報
まずは、キャニオンランズ国立公園の基本情報と旅行プランのコツから。
キャニオンランズ国立公園の場所
キャニオンランズ国立公園は、アメリカのユタ州にあります。
主要な国立公園からのキャニオンランズ国立公園(アイランド・イン・ザ・スカイエリア)までの所要時間は以下の通りです。
- アーチーズ国立公園:車で30分
- キャピトルリーフ国立公園:車で約2時間半
- メサベルデ国立公園:車で約2時間
- グランドキャニオン国立公園:車で約3時間
- ラスベガス:車で約6時間
宿泊拠点にすると良い場所
ゲートタウンは、Moab(モアブ)という街です。
グランドサークルのロードトリップをする場合、ここを起点に観光すると動きやすいです。
わが家は、キャニオンランズ国立公園から車で30分ほどのヒルトン系のHomewood Suitesに宿泊しました。
無料の朝食もあるので、食費の節約にも繋がります。
値段も比較的お手頃で、部屋も広々としていたので家族で泊まっても全く窮屈に感じませんでした。やっぱり安定のヒルトンですね。
部屋にはキッチン完備。電子レンジや大型冷蔵庫もあります。
ホテル内にコインランドリーもあったので長期滞在向けの施設。
アーチーズ国立公園やキャニオンランズ国立公園も行ったので、ここを拠点に3泊しました。
徒歩圏内に、お土産屋さんやレストランも豊富。
一般的に国立公園付近は、食事やショッピングは期待できない感じですが、モアブは観光も楽しめる街なので滞在するのにおすすめです。
特に、Antica Formaというイタリアンは絶品でした。
他にも、選択肢がたくさんあるので、食事面でみすぼらしくなりがちな国立公園の旅でも、満足いくのではないでしょうか。
キャニオンランズ国立公園の料金
キャニオンランズ国立公園の料金は以下の通りです。
- 車:$30/台
- バイク:$25/台
- その他(歩きなど):$15/人
国立公園の年間パス(National Park Annual Pass)は$80です。
年3~4箇所回る予定があるのであれば、購入した方がお得になります。(入園料金は、パークによって異なります。)
アメリカ在住の小学4年生は、年間パスポートが無料になります。
車1台分対象。Every Kid Outdoorsサイトに行き、ホームページから用紙をプリントし、ビジターセンターに行けば、年間パスポートと交換してもらえます。
キャニオンランズ国立公園のベストシーズン
キャニオンランズ国立公園のベストシーズンは春と秋。
グランドサークル内の国立公園は、夏場は40度近くになることも多く、厳しい暑さが予想されます。
わが家が訪れた6月半ばの晴天日は、午前中の早い時間でもすでに30度を超えていました。
キャニオンランズ国立公園の所要時間
キャニオンランズ国立公園の観光に必要な日数は、アイランド・イン・ザ・スカイだけであれば、半日程度。
他のエリアも行くのであれば、丸一日取った方がよいでしょう。
キャニオンランズ国立公園(アイランド・イン・ザ・スカイ)
モアブを拠点に、キャピトルリーフ国立公園→アーチーズ国立公園→キャニオンランズ国立公園という順番で周遊しました。
1日目にアイランド・イン・ザ・スカイとデッドホースポイント州立公園、2日目の午前中にザ・ニードルズに行きました。
パークサイン
キャニオンランズ国立公園のアイランド・イン・ザ・スカイエリアへ続く一本道。その脇に現れるパークサインの前でまずは記念撮影。
ビジターセンター
続いて、情報収集とジュニアレンジャーの冊子をもらいにビジターセンターへ。
キャニオンランズ国立公園は、オフロードの聖地としても有名です。特に、ザ・メイズは、全域未舗装でトイレもビジターセンターもないサバイバルエリアです。
アイランド・イン・ザ・スカイエリアにもオフロードはあり、運転に自信がある夫は行きたいと言っていました。
ですが、ビジターセンターで聞いたところ、4WDでないとおすすめはできないと言われ、普通のSUVだったので断念しました。(何事も自己責任の国なので、無理な挑戦はしません…)
ビジターセンターのすぐ前には、オーバールック(展望台)があり、大絶景が見られます。
観光バスも数台止まっていたので、ここは気軽に立ち寄り地としてスケジュールに組み込まれていることも多いようです。
グランドビューポイント・トレイル
グランドビューポイント・トレイルは、エリア内の一番奥にあります。ここは個人的に公園内で一番好きだったトレイル。
朝早めの時間帯だったので、ほぼ貸し切り状態で、駐車場にも問題なくとめることができました。
往復2.9 kmのなだらかな道のり。アメリカの国立公園は、当たり前のように柵はありませんが、その分しっかりと解放感が味わえます。
影がほとんどないので、気温が高い時間帯は避けた方がよいです。
トレイルヘッドから少し歩くだけでも、この大絶景!
ちなみに、道という道がない場所もあるため、意思が積み上げられた目印が置かれています。迷子にならないように探しながら進んでくださいね。
行って帰って、約2時間くらいのトレイルでした。
ホワイト・リム・オーバールック
お昼休憩のため、ピクニックエリアへ。ホワイト・リム・オーバールック沿いの道にいくつか、テーブルがありました。(虫が多かった。)
キャニオンランズ国立公園には、レストランはありません。わが家は、ホテルでパックごはんを温めておにぎりを握って持っていきました。
メサ・アーチ
キャニオンランズ国立公園の一番の見どころと言えば、メサ・アーチ。
往復1㎞、約30分くらいの簡単なトレイルを歩きます。
人気の時間帯は、日の出時刻。アーチの隙間から太陽が顔をのぞかせ、まさに神秘的な写真を撮ることができます。
わが家はお昼過ぎの時間帯でしたが、この隙間からみられる景色が絶妙過ぎました。
奥側に、女の人が服を洗っているように見えるウォッシャーウーマンという岩が見え、写真を撮るならこの位置がベストですね。
グリーンリバー・オーバールック
キャニオンランズ国立公園を流れるグリーンリバー。こちらも外せないスポット。
展望台までは駐車場から歩いてすぐ。
どこかの惑星に不時着したかと錯覚するような光景です。この割れ目に吸い込まれてしまいそう…
本当に地球は偉大だと感じる場所でした。
シェイファートレイル・オーバールック
オフロードドライブができなかったので、気分だけでも。
こちらのオーバールックからは、ミニカーみたいな車たちだオフロードをドライブしている様子が上から眺められます。
こんなクネクネ道、私はもちろん運転できない…。
最後にビジターセンターに戻り、ジュニアレンジャーのバッジをもらって、アイランド・イン・ザ・スカイエリアは終了です。
この後は、デッドホースポイント州立公園に向かいました。(記事の後半でご紹介します。)
キャニオンランズ国立公園(ザ・ニードルズ)
キャニオンランズ国立公園の2つ目のエリアは、ザ・ニードルズ。
わが家は、キャニオンランズ国立公園からメサヴェルデ国立公園に行くルートだったので、少しだけ寄り道しました。
パークサイン
何もないところにポツンとあるパークサイン。
でも、広い荒野と赤土と青空でかなり写真映えします。Theアメリカロードトリップという感じですよね。
観光客もほとんど通らないので、ゆっくり写真撮影ができました。
ビジターセンター
なんと!こちらのビジターセンターは、トイレが水洗でした。
ジュニアレンジャーは前日にやったので、やらないはずだったのに、バッジを見せてもらったら、デザインが違ってました。
もしかすると、新旧デザインの違いかもしれないけど、どうせならほしい。ということで、ここでもジュニアレンジャーの冊子をやり終えました。
ポットホール・ポイント・トレイルヘッド
ビジターセンターで、軽めのトレイルでおすすめされたピット・ポイント・トレイルへ。
1㎞程度の短いループトレイルでしたが、もう暑さが限界になっていたので、少しだけ歩いて戻ってきました。
穴だらけのはずが、土が埋まってしまってイマイチ。
雨の後など、水が溜まっていたらとても幻想的な雰囲気になるかと思います。
ビック・スプリング・オーバールック
キャニオンランズ国立公園、ニードルズエリアの一番奥にあるビック・スプリング・オーバールック。
ここは、Confluence Overlook Trailのスタート地点になっています。
約17㎞の難易度高めのトレイルで、最終地点ではコロラドリバーとグリーンリバーが交差する大絶景が見られます。
特に駐車場は設けられておらず、周辺に路駐する感じでした。
車から降りてすぐの大絶景。きのこがたくさん生えているみたいですよね。
エレファントヒルズロード
ビジターセンターで、未舗装のエレファントヒルズロード沿いにニードルズが綺麗に見られる場所があると聞いたので、行ってみることに。
オフロードの部類ですが、比較的なだらかな道なので4WDでなくても問題なく走れました。
ニュースペーパーロック
来た道を戻り、最後にニュースペーパーロックに立ち寄りました。かなりくっきりとしたペトログリフを見ることができます。
これまで見た中で、一番保存状態が良かったです。あまりにもキレイすぎて、後で描いたんじゃないかと疑うほどでした。
デッドホースポイント州立公園
時間軸が前後しますが、キャニオンランズ国立公園のアイランド・イン・ザ・スカイエリアに行った後、デッドホースポイント州立公園にも行きました。
ここは、国立公園ではないため、別途入園料がかかります。料金は車一台で20ドル。
認知度の低い公園であるものの、大型観光バスが何台か入っており、団体客が多い印象でした。しかも、フランス人率がとても高かったです。
パークサイン
まずはパークサインで写真撮影。
ビジターセンター
キャニオンランズ国立公園よりも立派なビジターセンター。トイレも水洗です。
ここでもジュニアレンジャーアクティビティができたので、二階のレストエリアでゆっくり仕上げました。
外のテラスで景色を見ながらのんびり過ごすこともできます。
デッドホースポイント
デッドホースポイントは公園の最南端にあります。ここがメインのエリアです。
遠くにすごい色をした池を発見。
Potash Evaporation Pondsと呼ばれており、地下のカリウム鉱山から塩を取り出しています。その際に、鮮やかの着色料を使用しているそうです。
人工的な池があるポツンとある異様な光景。
でも、ここが目的ではなく、目指すは自然の大絶景。
舗装されたトレイルを少し歩くと、U字に曲がったコロラドリバーの大渓谷が見られます。
手前に未舗装の道がありますが、キャニオンランズのオフロードコースは、ここにあるグースネック展望台を経由します。
グランドキャニオンのような混雑も少なく、ホースシューベンドのように直射日光の中歩く必要もありません。だから、団体ツアーバスに人気なのかも。
20ドルという費用はかかりますが、かなり手軽に大絶景を楽しめる場所。
反対に言うと、ここ以外は見どころ少なめの公園ですが、私は立ち寄ってよかったと思えた場所です。
キャニオンランズ国立公園を楽しもう
キャニオンランズ国立公園は、エリアによって多種多様な魅力がある場所。
アイランド・イン・ザ・スカイエリアが最も見どころも多く、ぜひ訪れてほしいです。トレイルを歩かずに大絶景を見たいのであれば、デッドホース州立公園も選択肢に入れて良いかと思います。
キャニオンランズ国立公園やデッドホース州立公園は、陰影の関係上、夕方の時間帯がより美しく見えると言われています。
時間が合えば、グランドサークル旅行の一部に、ぜひキャニオンランズ国立公園も組み込んでみてくださいね。
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